【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

2012新春北部闘牛大会

2012新春北部闘牛大会
激戦となった3番戦
屋部嵐暴に腹取りを決める浜川闘神王(手前)

トラムクー復活! 
若手決戦は闘神王が制す

 2012年闘牛の幕開けを飾る恒例の”三が日闘牛”が今帰仁村とうるま市で行われた。
県内各地からの闘牛ファンや観光客など大勢の観客がつめかけ、次々に繰り広げられた熱戦を満喫した。

元旦午後1時から今帰仁村営闘牛場で行われた新春北部闘牛大会(主催・北部闘牛組合)は最近では数少なくなった野外闘牛。曇り空時折冷たい風が吹く中10組(1組はアトラクション)の対戦が展開され、約700人の観客が身じろぎもせず熱戦に見入った。迫力場面続出となったが、

もっとも見応えがあったのは大型特番戦。浜川闘神王と屋部嵐暴の対戦は序盤から攻守ところを替える激しい押し合いとなった。対戦場の砂が舞い上がり、二頭の巨体が上下、左右に激しく揺れる攻防に観客の目は釘付けとなった。息詰まるような戦いが1分間続いたが、勝機をつかんだのは浜川闘神王。ぐいぐいと前進しながら一気に屋部嵐暴を柵際に運んだ。畳みかけるように今度は跳ね上げるような押し込み一発。これで屋部嵐暴が横向きになると、闘神王ここを勝機とばかり飛び込むような腹取りを炸裂させた。どすんと鈍い音を立て柵の土手に叩きつけられる形となった屋部嵐暴がたまらず敗走し、激戦に幕が降りた。両牛ともデビュー戦とは思えない鋭い動き。わずか1分余の大激戦に場内はどよめきの連続だった。

結びの一番も熱戦となり、トラムクーパンダと上里号が一進一退の攻防を続けた。形勢不明の接戦となり、観客が固唾を呑んだ15分過ぎに勝負は急展開した。疲れた上里号の足元が乱れるや否やトラムクーパンダが渾身の力で腹取り一発。体勢を崩した上里号が力尽きるように敗走し、トラムクーパンダが完勝した。


新春北部闘牛大会

優 勝: トラムクーパンダ
殊勲賞: 与那嶺花形篤希號
技能賞: カリー亭104号
対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名

トラムクーパンダ 15分29秒   上里号 →動画

与那嶺花形篤希號  9分28秒  虎 侍

浜川闘神王  1分28秒  屋部嵐暴 →動画

カリー亭104号 11分17秒  本部ヒーゲー

琉桜風吹   6分23秒  八闘龍 →動画

Happy Newひらー  0分10秒   拳勝パンダ

謝名角白   12分54秒    飛琉王パンダ

優琉神黒虎  1分35秒   琉桜ペンギン

屋部笑軍   8分41秒    ミニミニ有利愛

大東山パンダ  引分(アトラクション)   BU☆RU

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