【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

島々対抗具志川大闘牛大会

島々対抗具志川大闘牛大会



島々対抗具志川大闘牛大会



島々対抗具志川大闘牛大会



島々対抗具志川大闘牛大会


島々対抗具志川大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合)が28日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
今年19回目の闘牛だったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約700人がつめかけ、次々に繰り広げられた11組の対戦を楽しんだ。短期決戦のオンパレードとなり、対戦時間はすべて6分以内に納まる珍しい展開となったが、迫力場面連発となった。中でも、10番戦、2番戦などは巨体同士が重ね餅となり、すさまじい勢いで柵に激突し、あわや観客席に飛び込まんばかりの大迫力。最前列の観客が思わずのけぞるほどだったが、観客は延々2時間30分にわたって闘牛のだいご味をたっぷりと堪能した。

“島々対抗”の目玉カードだった2番戦(県対抗)は期待どおりの激戦となり、場内をわかせた。一発逆転白龍王(沖縄県)と金功逸ノ城(徳之島)の一番は、対戦開始と同時に、両牛が小刻みに押し合う展開に。まさに一進一退、両牛に観客の目は釘付けとなった。激しい動きの中で、先に疲れたのが金功逸ノ城。それまで堅く踏ん張っていた4肢が浮足立ち、頭を上げてやや苦しそうな様子を見せた。ここを勝機とばかり白龍王がじりじりと前進すると、たまらず金功逸ノ城は後退。間髪を入れず白龍王が猛然と腹取りを決めると、金功逸ノ城は柵に激突して横転した。何とか立ち上がった金功逸ノ城だったが、結局敗走となり、ここで勝負が決した。白龍王はデビューから2連勝。

結びの一番は、武将王が楽勝した。対戦相手のリクトが戦意不足で、わずか15秒で脱兎のごとく敗走し、期待の一番はあっけなく幕が降りた。武将王は2月の敗戦から復活の白星となった。 

3番戦では、前月(夏の全島)で新力同志號に敗れた荒波が圧勝劇を演じた。対戦開始早々、対戦相手の朝戸大砲を豪快に押し込み、鮮やかに復活した。

4番戦の金太郎も、梵天丸の戦意不足で楽勝。

島々対抗具志川大闘牛大会


10番戦では武捷龍が鮮烈なデビュー。右足を気にする素振りがあったが、何のその、すばらしい集中力を見せ、対戦相手の
BONBON丸を一蹴した。

次回10月の闘牛は、県内闘牛どころで “祭り闘牛”の3連発。うるま市(18日午後1時、石川多目的ドーム)、読谷村(26日11時、むら咲むら闘牛場)、今帰仁村(26日午後3時、今帰仁村営闘牛場)の3地域で予定され、いずれも入場は無料。

島々対抗具志川大闘牛大会

優 勝: 武将王

対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名
武将王 0分15秒 リクト →動画
一発逆転白龍王 3分25秒 金功逸ノ城 →動画
荒波 0分42秒 朝戸大砲 →動画
金太郎 0分13秒 梵天丸 →動画
松力隼 0分05秒 龍刃兜鵞洟
兼城角白 5分23秒 亜華熊猫
松田龍神 2分26秒 大福大海
黒岩号 0分16秒 ときめき
鉄腕アトム 1分40秒 宗天龍
武捷龍 0分21秒 B O N B O N 丸  →動画
荒吹点天 1分07秒 くがに

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