【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

伊波闘牛大会

伊波闘牛大会

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背白快勝、復活再上昇へ
光パンダ長期戦制す

 伊波闘牛大会(主催・伊波闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が24日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。今年25回目の闘牛でローカル大会としては10回目の開催。県内各地からの闘牛ファンや観光客など役500人がつめかけ、次々に繰り広げられた10組の対戦を楽しんだ。

元軽量級チャンピオン嘉良来亥背白が出場した結びの一番は、背白が予想どおりの強さを発揮し、対戦相手の七男トガイーを下した。両牛、序盤は互角の押し合いで一進一退の攻防。接戦になるかと見えたが、対戦開始1分40秒過ぎに勝負が急展開した。それまでとは異なる鋭い動きで背白が前進。左角を相手の眉間に当てながら一気の押し込みに出ると、あっという間に七男は柵際に運ばれた。間髪を入れず背白の腹取りが決まり、たまらず七男が敗走した。背白は8月夏の全島でタイトルを失った後の復帰戦を快勝。来年の“再上昇”に大きな期待を抱かせる内容となった。

短期戦がほとんどだった今大会の流れの中で、唯一“大熱戦”となり、会場をわかせたのは2番戦だった。かつて軽量級王座に挑戦した実力牛同士、光パンダ(元爆進パンダ)と虎蛇ハチャー(元辺土名ハチャー)の対戦は30分超の長期戦となり、勝敗の行方は混とんとした。体力をじりじりとすりへらすような消耗戦だったが、先に疲れたのがハチャー。33分過ぎ、横腹を大きく波打たせるハチャーの足元が鈍くなったのを見て取ったパンダが一気の攻勢。最終盤でのパンダの猛攻を浴びたハチャーはついに敗走となり、大長期戦にようやく幕が降りた。光パンダは通算13勝目。

デビュー戦を快勝した飛猿二号は非凡な動きで闘牛通の注目を集めた。

次回は12月1日午後1時からうるま市石川多目的ドームで具志川若手大闘牛大会。

伊波闘牛大会

優 勝: 嘉良来亥背白
殊勲賞: 光パンダ
敢闘賞: 飛猿二号
技能賞: 勝龍嵐
特別賞: 金功重機大力
特別賞: 宗天龍

対戦結果 左側が勝牛
牛 名       対戦時間      牛 名
嘉良来亥背白  1分53秒      七男トガイー →動画
光パンダ    33分33秒      虎蛇ハチャー →動画へ
常勝会荒鷲   0分20秒      赤組武武
大志パンダ   2分51秒      石山ジャッカル
川風親分号   1分54秒      スマイル白隆
勝龍嵐      5分05秒      強心虎力
金功重機大力  2分30秒      それいけpitbull
刃芽丸       0分05秒      一力王
飛猿二号     3分15秒     大金星久高 →動画へ
宗天龍      5分37秒      宇堅原タッチュー

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