【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

2013今帰仁村総合まつり闘牛大会

2013今帰仁村総合まつり闘牛大会

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泰山白タビ、4連勝!
今帰仁村総合まつり闘牛

 第4回今帰仁村総合まつり闘牛大会(主催・北部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が29日午後1時から今帰仁村営闘牛場で行われた。
入場無料の人気イベントとあって、地元の家族連れや県内各地からの闘牛ファン、観光客など約800人がつめかけ、会場は満席となった。日差しが強く、観客は闘牛場周囲の“緑陰”に陣取っての観戦に。風が弱く、湿度が高かったため、快適な観戦とはならなかったが、次々に6組(1組は不戦勝、2組はアトラクション)の対戦が繰り広げられ、観客は最後の一番まで熱心に見入った。

注目を集めた結びの一番は、白組のキングゴジラに戦意がなく紅組の当間畜産一号の不戦勝に終わった。目玉カードだっただけに場内からため息がもれたが、替わりに熱戦となったのが2番戦。琉仁小僧と泰山白タビがカケ押しの応酬で観客の目をくぎ付けにした。互角の攻防で甲乙つけがたい情勢だったが、対戦開始6分過ぎたから琉仁小僧の出足が鈍り始めた。正面から押し合う場面が減り、小僧の首持たせ(相手の前進を止める防戦の技)が目立つ展開に。7分過ぎ、相手の足の運びが鈍くなったのを見て取った白タビがここを勝機とばかり、力強く押して出ると、小僧はたまらず後退となった。なおも畳みかけるように白タビが押し込むと小僧はあっという間に柵際に。間髪を入れず白タビが小僧に腹取りを決めると小僧はわき目も振らず敗走した。泰山白タビは今年に入ってから絶好調、これで4連勝とした。

3番戦も激戦となったが、終始攻勢を緩めなかったグーチョキパーが4分余で粘る琉桜を振り切った。グーチョキパーは2連勝。対戦の途中で、5月の全島闘牛大会に沖縄軽量級チャンピオン(体重850kg以下)になった琉仁謝名親方(北部組合所属)の土俵入りがあり、11月10日(日)に開催される秋の全島闘牛大会での初防衛を期待して、大きな拍手が起きた。


第4回今帰仁総合まつり闘牛大会

優  勝: 当間畜産一号
殊勲賞: 与那国天龍
技能賞: 優琉神三男坊

対戦結果 左側が勝牛

牛名   対戦時間   牛名
当間畜産一号   不戦   キングゴジラ
泰山白タビ   7分35秒   琉仁小僧 →動画
グーチョキパー   4分17秒   琉 桜
与那国天龍   5分15秒   韋駄天
優琉神三男坊   10分04秒   サンデーブッチ
幸 福 丸   勝敗なし   琉仁花形
当間畜産二号   勝敗なし   山岳びらパンダ


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