【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

具志川闘牛大会

具志川闘牛大会

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魁闘勇士、持久力でV
彪雅大力の粘り、伊集若力の安定感光る
=今年2回目の具志川闘牛大会=

 具志川大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が9日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
県内各地からの闘牛ファンや観光客など約600人がつめかけ、次々に繰り広げられた8組(取消と不戦勝が各1組)の激戦に見入った。
対戦時間は1分に満たないものや、17分を超す長期戦など様々。観客戦に飛び込まんばかりの大迫力で決着する対戦や激闘の最中に片方の牛が突然逃げ出す場面などバラエティー豊かな決着シーンに会場は何度も大歓声やどよめきに包まれた。

注目を集めた結びの一番は一進一退の攻防で会場をわかせたが、魁闘勇士ジュニアが富士大力を下した。体力に優るジュニアが堅く守りながら勝機を探る展開に持ち込めば優勢と見られていたが、これがまんまと的中。13分過ぎ、疲れた大力の足運びが鈍くなるや否や待ってましたとばかりジュニアが一気に攻勢をかけた。怒涛の勢いで前進すると大力はあっという間に体勢を崩し、たまらず敗走となった。大力は対戦開始1分10秒過ぎ、エンジンのかかりが遅いジュニアのスキを突く形で豪快な腹取り一発。ジュニアの巨体が柵に叩き付けられるほどの威力があったが、留めの二発目に失敗した。ここからずるずるとジュニアペースに引き込まれ、持久戦に持ち込まれたのが敗因。ジュニアは連敗を脱出し、通算7勝2敗とした。

その他目立ったのは指名特番(5番)の彪雅大力と4番戦の伊集若力。彪雅大力は闘昇龍正寿との大熱戦を制したが、フットワークの良さと「粘り」が光った。伊集若力は徳之島からの移籍で沖縄初勝利。攻守兼備で安定した試合運びはなかなかのもの、次戦を注目したい。

次回は16日午後1時からうるま市石川多目的ドームで父の日大闘牛大会。

具志川闘牛大会

優 勝:魁闘勇士ジュニア
殊勲賞: 彪雅大力
敢闘賞:れもん壱瑠
技能賞:雷神勇士パンダ

対戦結果 左側が勝牛

牛 名     対戦時間       牛 名

魁闘勇士ジュニア     14分07秒     富士大力 →動画

荒岩台風      不 戦      短角頑力皇

風神帝王      0分18秒     屋慶名昭和20年生号

伊集若力    10分58秒     天刃若虎 →動画

彪雅大力     14分59秒     闘昇龍正寿 →動画

荒龍竹ヌ又    3分21秒    不動明王

れもん壱瑠    6分15秒    綺羅星 →動画

徳田若力    1分333秒    源道山

雷神勇士パンダ    17分33秒      たかちゃん

昆布嵐    取 消   宇堅原タッチュー






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