【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

新屋慶名大闘牛大会

新屋慶名大闘牛大会

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龍星”電撃”速攻でV
新屋慶名闘牛大会

 新屋慶名大闘牛大会(主催・新屋慶名闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が31日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
「長堂畜産35周年記念、巳年厄年払い」を兼ねての大会で、新屋慶名としては2009年以来4年ぶりの開催だった。
地元や県内各地からの闘牛ファンや観光客など約700人がつめかけ、次々に繰り広げられた10組の対戦を楽しんだ。2番戦だけが45分を超える異例の大長期戦となったが、そのほかはすべて10分以内で決着し、全般は快テンポの進行だった。

勝負が決まる場面では何度も大歓声が起きたが、特に6番戦は観客の度肝を抜く決着。対戦開始間もなく龍星電撃の怒涛の押し込みが炸裂し、大屋天一はあっというまに柵際に。天一の体勢が崩れ、大きく傾いたところに電撃の強烈な腹取りが決まった。横倒しとなった天一は柵の土手付近で懸命の脱出劇。しかし、追いすがるように電撃が今度は下からはね上げるような腹取り一発。柵の土手上まで持ち上げられた天一は頭から落ちるようにもんどり打って横転した。砂煙がもうもうと上がる中、ドーム特有の轟音なような大歓声が起き、ここで勝負に幕。名前どおりの速攻を見せた龍星電撃に場内から感嘆の声しきりだった。

注目を集めた結びの大一番は、龍天龍鬼丸が完勝した。短い角ながら切れ味抜群の短角頑力皇が善戦するかと期待されたが、鬼丸のパワーが爆発した。対戦開始、2分余電車道で一気に頑力皇を柵に運び、有無を言わさず豪快な腹取りを決めた。鬼丸は2連勝で通算4勝目。

次回は4月7日午後1時からうるま市石川多目的ドームで石川闘牛大会。

2番戦も迫力満点の決着だった。
武装戦線牙狼と長堂尾白Jrが6分過ぎまでは、互角の攻防。しかし、その後、牙狼の攻勢が強まり、押され気味となった尾白がたじたじとなった。なおも牙狼が出ると尾白は一気に柵際まで押し込まれ、間髪を入れずに腹取りを決められた。牙狼の攻めは止まず、今度は二発目の腹取りがさく裂すると尾白たまらず横転となった。

3番戦は45分超の大長期戦。甲乙つけがたい戦いだったが、勝敗を分けたのはスタミナ。「舌出し」で完全に疲れ切った蓮大砲に対して最後までスタミナを維持した泰貴将軍が、45分49秒、渾身の力で腹取りを決め、勝利をもぎ取った。

対戦結果

新屋慶名大闘牛大会



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