【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

東恩納闘牛大会

東恩納闘牛大会

優 勝: 拳勝嘩武羅
殊勲賞: 風神荒獅
敢闘賞: 美佐剛力
技能賞: 赤虎隼

対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
拳勝嘩武羅 不 戦 あさとかいり号
風神荒獅 2分51秒 山栄春号
ミスターダンディー 0分26秒 与那嶺若力
どなん辰之助 1分02秒 きむたかヘイヘイ琉
島次郎ロイヤル 10分43秒 大力紋次郎
美佐剛力 9分21秒 希多岩竜
友人舞虎龍 4分29秒 源道山
赤虎隼 9分01秒 神風桃太郎
800タッチュー 0分22秒 羽武駄
闘龍山 2分31秒 ブーメラン

東恩納闘牛大会(主催・東恩納闘牛組合)が6日午後1時からうるま市の石川多目的ドームで行われた。
今年最後の闘牛は各地からの闘牛ファンや観光客など600人がつめかけ、次々に展開された9組(1組は不戦勝)の
対戦見入った。勝負が決まる迫力場面では大歓声が再三。観客は1時間半にわたって闘牛のだいご味を満喫した。

もっとも見ごたえがあったのは6番戦だった。徳之島の強豪希多岩竜とワリ技得意の美佐剛力が大激戦を繰り広げ、
観客の目を釘づけにした。前に押して出ながらバキン、バキンと角を打ち込む美佐剛力。
この攻めで岩竜はたじたじとなりながらも下からのハネ上げで食い止めた。この展開が延々8分も続き、
勝敗の行方はまったく形勢不明に。いつもの剛力ならこのあたりで攻めが緩み相手の反撃を許すところだが、
今日の剛力は一変。打ち込みを止めることなく、ひたすら前に出続けると、疲れの出ていた岩竜がついに体勢を崩した。
なおも剛力が鋭く押し込むと岩竜は脱兎のごとく敗走し、一瞬にして勝負に幕が降りた。
下馬評を覆す形で剛力が快勝し、持ち前の荒技を封じられた岩竜は沖縄デビュー場所黒星発進となった。
東恩納闘牛大会
激戦を展開する美佐剛力(右)と希多岩竜。


結びの一番はあさとかいり号が対戦開始と同時に敗走し、拳勝嘩武羅の不戦勝に終わった。

2010年の闘牛は恒例の三が日闘牛シリーズでスタート。今帰仁村営闘牛場(元旦)、うるま市石川ドーム(二、三日)で3大会が予定されている。

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