うるま市合併10周年記念全国闘牛サミット闘牛大会

5連勝対決!
9日(土) 石川ドーム サミット闘牛

うるま市合併10周年記念全国闘牛サミット闘牛大会(主催・うるま市合併10周年記念全国闘牛サミット闘牛大会実行委員会、後援・沖縄タイムス社)が9日午後18時30分(17時30分から開会式)からうるま市石川多目的ドームで行われる。
闘牛は全国5つの県(岩手県、新潟県、島根県、愛媛県、鹿児島県、沖縄県)で行われているが、各大会の開催地となっている市町村が、毎年持ち回りで「闘牛サミット」を開催している。沖縄からは自他ともに認める闘牛王国うるま市が参加。現状や課題についての意見交換を行いながら交流を深めているが。今年で18回目を数える。1回大会は島根県隠岐郡都万村で開催され、うるま市での開催は07年以来8年ぶり。今回は合併10周年記念事業でもあり、闘牛文化を全国に発信し続けるうるま市の意気込みが伝わってくる。サミット開催に合わせての闘牛大会が恒例となっており、今回も各地から参戦牛を含む総勢22頭が出場する。目玉は県対抗の横綱戦。沖縄代表の古堅モータース白眉と徳之島代表の岩竜パンダが激突する。両牛ともに人気絶頂の無敗牛で、対戦予想は真っ二つだ。攻守ところを替える大激戦となるのは必至と見られ、館内はどよめきの連続となりそう。
入場料は2千5百円(女性:2千円) 中高生:千円
なお、当日は臨時駐車場(石川庁舎)があり、石川庁舎と石川多目的ドーム の間をシャトルバスが運行する(16:30~)。
「横綱戦」 古堅モータース白眉 対 対 岩竜パンダ
白眉(5戦全勝)は13年6月父の日大闘牛でデビュー。戦歴豊富な無天爆撃をわずか1分23秒で一蹴し、素質牛ぶりを見せつけた。その後、2戦目(13年10月)で徳之島に遠征(徳之島の全島闘牛大会)し、宝良トガイに快勝した。注目度が上がった翌14年3月の春選抜花形大闘牛で5戦全勝だった核弾頭光希JAPAN打に圧勝。すさまじい破壊力を見せ付けたことで一段と評価は上昇した。3戦目となった同年6月父の日大闘牛では琉仁謝名親方(現軽量級チャンピオン)をわずか43秒で仕留め、会場を沸かせた。今年正月3日の大会では7連勝の大城木工を熱戦の末に下し、評価を不動のものとしている。ほとんどの対戦で豪快な打倒し劇を見せているため、今回もかなりの人気を集めている。対戦開始と同時に、終始前に出て、岩竜に強い圧力をかけ続ければ、遅かれ早かれ白星が見えてきそうだ。
岩竜パンダは09年10月、徳之島の「全島一・中量級優勝旗争奪戦伊仙大会」9番戦でまむし花形号を下して白星デビュー。その後、馬根青年団仁龍、千裕畜産光龍、西阿木名一撃、東和技研白岩を次々に連破し、こちらも戦績は5戦全勝。デビューから5年半で5戦は少ない印象もあるが、成熟過程を確実に固め、潜在力の大きさを感じさせる。パワーを存分に見せる戦いがある中、30分超の長期戦を戦い抜くスタミナも披露するなど自在型の戦法は魅力たっぷりだ。しかし、今回は大きな関門となりそうだ。相手の集中力の強さを考えると、兎にも角にも序盤の「守り」が絶対条件。相手の圧力をがっちりと受け止め、勝機を探る展開に持ち込めるかどうか。
「特番」 龍天龍鬼丸 対 新与那国爆弾
龍天龍鬼丸は昨年11月秋全島で軽量級王座を明け渡して以来で、今回は復帰戦。これまでも黒星の翌場所は鮮やかに復活しているだけに復活が期待できる。観客を唸らせる天下一品のカケ技を繰り出すことができるかどうか。
新与那国爆弾は3月の伊波大会で沖縄場所を飾っており、2戦目の今回はさらに力を発揮する可能性がある。鬼丸の強烈なカケ押しを食い止める堅い守りが必要となりそうだ。

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