【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

第9回うるま祭り大闘牛大会

 今年も「祭り闘牛」3連発の季節がやってきた。県内各地(今帰仁村、うるま市、読谷村)で3大会が予定され、どの大会も普段有料の闘牛が”無料”で観戦できる。
台風一過で秋が深まり、絶好の行楽シーズンを迎えているが、満足度上位の推奨スポツトとして期待できそう。第1弾となる第9回うるま祭り大闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会、後援・沖縄タイムス社)は18日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。県内でもっとも闘牛が盛んな地域とあって、一線級や中堅牛、若手など多士済々のメンバーがそろい、戦力拮抗のカードが編成された。激戦必至の予感が伝わってくるが、中でも結びの一番が人気を集めている。

「結びの一番」 九紋龍 対 常勝会龍虎 

攻め(九紋龍)と守り(龍虎)の対照的な両牛。予想が難しいが、対戦時間で明暗となりそう。短時間(10分以内)で九紋龍、それ以上では龍虎が優勢と見る。九紋龍は2013年徳之島からの移籍。沖縄入り後は伐折羅天龍に敗れ、兼城角白に勝った後、柿乃花天一に不戦勝。徳之島では3勝3敗の戦歴だが、敗れた相手には現徳之島軽量級王座の関東ルビー、沖縄で中量級王座に挑戦した富士若など超一流が含まれ、地力は折紙付きだ。相手を一気に柵際に運ぶ瞬発力の強さは定評があるが、二の矢、三の矢と畳みかける集中力がやや足りない印象。波状攻撃で相手を押し込み、自身のスタミナのある内に龍虎を敗走させることができるかどうか。

龍虎は8月夏の全島に出場。対戦相手のレノン大力にキャリアの差を見せつけ、粘り勝ちを狙ったが、体重差100kgを如何ともしがたく、結局は体力負け。前々場所(6月)強豪の嘉良来背白を仕留めた勢いが止まった形となったが、ここで勝って再び上昇気流に乗れるかどうか。沖縄でデビューし、徳之島に渡った。徳之島では重量級王座に輝いた経歴がある。沖縄復帰後は一時調子をおとしていたが、昨年後半から復活し、ファンの注目を集めている。前場所の敗戦を引きずっていなければの条件付きだが、相手との地力比較からは勝算は高い。

「2番戦」 荒天真優葉 対 石川パンダ 

真優葉は5月に龍MAXうら庭号、8月夏の全島で山栄一力を下し、目下2連勝。これで徳之島から沖縄入り後の戦績を4勝1敗(3月に不動心)として、好調をキープしている。前場所のように、終始前へ、前へと出る戦いができれば白星が見えてきそうだ。

石川パンダ(天空龍)も徳之島からの移籍牛。3月が沖縄初場所だったが、独眼龍政宗に敗れている。今回は背水の陣となるが、勢いのある相手だけに、目いっぱいの集中力が必要となるだろう。



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