【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

島々対抗具志川大闘牛大会

島々対抗具志川大闘牛大会


激戦連発か、具志川大闘牛
島々対抗、全12取組 28日石川多目的ドーム 

島々対抗具志川大闘牛大会



島々対抗具志川大闘牛大会



 島々対抗具志川大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が28日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。主催組合から15頭、他組合から9頭、合計24頭による12組の対戦が予定されている。主催組合所属の出場牛が過半数を占めるのは久々。闘牛総数の漸減傾向が続く中、なかなか達成できない数字となっているが、“ウシグニ具志川”面目躍如の感がある。戦力拮抗のカードがずらりと並び、激戦連発は必至の情勢。闘牛の大迫力が満喫できそうだ。デビュー牛3頭を含む若手主体の構成となっており、明日のスター牛を発掘する楽しみもある。また、対戦開始前の12時30分からは8月夏の全島で軽量級王座に就いた龍天龍鬼丸の土俵入りと一般撮影会があるので、ファンにはうれしいプレゼントになりそう。
入場料は大人3000円(女性2000円)、中高生1000円。

「1番戦」 武将王 対 リクト 

武将王は12年7月徳之島でデビュー戦を飾った後に沖縄し、ここまで3勝1敗の戦歴。敗れた相手はミツケ紅雲(今年2月)で、今回は初黒星後の再起戦となる。敗戦の後遺症が軽微であれば、素質牛だけに、難なく復活の白星となりそうだが、序盤の動きがカギ。持ち前の集中力を生かして、勝負を決める腹取りを炸裂させることができるか、要注目だ。

リクト(旧名はだだ吉太郎)は12年3月にデビュー戦を飾り(相手は有心輝龍)、2連勝して徳之島に移籍した。徳之島では1勝1敗。沖縄復帰場所となった今年2月の旧正大会で徳昇龍に敗れており、こちらも負けられない一戦。長期戦の実績があり、勝負が長引けば白星が見えてくるだろう。

「県対抗」 一発逆転白龍王 対 松原工業 

今大会は、副題(島々対抗)が示すように、沖縄と並んで闘牛の盛んな徳之島で活躍していた牛の出場が半数を占める。両地域のレベルを競う側面があり、12取組中数番が対抗戦の様相だ。2番戦は県対抗と銘打った若手同士の好取組で見ごたえ十分の攻防が期待できる。

白龍王は今年5月の具志川で白星デビュー。対戦開始と同時に相手牛に猛攻を浴びせ続け、文句なしの完勝で闘牛通の目を引いた。再度この強い攻めが見られるかどうか。

松原工業は戦歴が浅いが、稽古で培った地力が光る。沖縄初場所だけに、ふたを開けてのお楽しみとなりそう。

「特番」 荒波 対 朝戸大砲 

古豪の風格が出てきた荒波は8月夏の全島で実力牛の新力同志號に敗北。戦闘大主、蜂男トガイー来夢の大物を連破した勢いが止まったが、ここから再度の上昇なるかが焦点。

朝戸大砲は5月の与勝以来。与那嶺天王に敗れているので、こちらも再起戦となる。過去一年、一進一退が続いているのでここは何としても取り、調子を戻したいところ。

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