【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

具志川闘牛大会

具志川闘牛大会


戦闘大主、復活なるか

具志川闘牛大会


 具志川闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が25日午後1時から うるま市石川多目的ドームで行われる。
今年12回目の闘牛。11日に今年前半のハイライトとなった春の全島闘牛大会を終えたばかりだが、気分も新たに後半戦のスタートを切る。具志川主催は今年初で、地元から10頭、近隣や各地の組合から9頭の合計20頭が出場する。地力のある一線級や中堅牛など多士済々のメンバーが並び、徳之島からの移籍牛やデビュー牛など4頭の新顔も。新鮮さが感じられる構成となっている。戦力拮抗を勘案したカードが目立ち、激戦連発が期待できそうだ。入場料は大人2500円(女性は2000円)、中高生は1000円(小学生以下は無料)

「1番戦」 戦闘大主 対 馬天白皇 

戦闘大主は2012年に徳之島から移籍し、翌年の正月2日から沖縄場所で活躍している。昨年5月春全島ではダイナマイト一撃を豪快に打倒し、観客の度肝を脱いだ。一躍人気花形牛に躍り出た形となり、11月秋全島(6番戦)でも雷神丸に圧勝し、この時点で完全に評価を固めた。中量級王座挑戦の有力牛に上げられたが、順当勝ちを期待された一月二日の新春大闘牛でまさかの敗北。場内の大きなどよめきがまだ記憶に残るが、一から出直しを余儀なくされた。四か月余の休養が吉と出るかどうか、敗北の後遺症が軽微であれば、復活戦を飾れると予想する。徳之島から通算4勝2敗の戦績。

対する馬天白皇(旧名は白龍王)は3月30日石川大会に続いての出場。これまで、まんぷく尾白、山岳びらなどを下し、通算6勝を上げ、全島大会の出場も2回(2011年5月、2012年5月)ある。重い腰を生かした守りと鋭い押し込みの連発で上位に上がってきたが、年月を重ねた今、さすがに全盛期の動きは影を潜めている。闘争心は健在で復活の機会を探る日々が続いているが、まだまだ期待できそうだ。展開次第だが、勝機に畳みかけるような怒涛の押し込み一発にかけたい。

「2番戦」 龍MAXうら庭号 対 荒天真優葉 

両牛、徳之島から移籍。うら庭号は3月石川で戦勝虎錦若力を2分余で下し、上昇気配濃厚。真優葉は3月読谷で不動心に敗北。両牛、突き、割りの荒技から腹取り速攻を得意にしている。前場所は明暗を分けているが、地力は拮抗しているので、攻守ところを替える大激戦が期待できそう。

「デビュー牛」

4番戦の白龍王、8番戦の有心大三元、9番戦の武士(サムライ)。6番戦の風神ボロジノは徳之島で活躍した実力牛。

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