春選抜花形大闘牛大会


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春選抜花形大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が2日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。
今年6回目の闘牛。県内各地の組合から選抜した強牛20頭による10取組が予定されている。戦力拮抗の好カードが目白押しだが、目玉は結びのスペシャルマッチ。人気沸騰の無敗荒技牛同士の激突で、手に汗握る大激戦が期待される。闘牛の大迫力場面がたっぷりと堪能できるだろう。また、今大会はデビュー牛、徳之島からの移籍牛など「新顔」が7頭。新鮮さが際立っており、明日のスター牛を発掘する楽しみもありそうだ。
入場料は大人3000円(女性2000円)、中高生1000円。
「結びのスペシャルマッチ」
古堅モータース白眉 対 核弾頭光希JAPAN打
両牛、割り技を得意とするので、道具(角)を使っての激しい「打ち合い」が予想される。両牛のこれまでの戦法から短時間で決着との見方が多いが、乱打戦の中では一瞬のひるみが勝敗に直結する。すさまじい激戦を乗り切る根性と闘志、どちらが優るか。ファンの予想は真っ二つに割れ、前景気は最高潮に達している。
古堅モータース白眉は写真から分かるように額に逆八の白紋様。いかにも気の強そうなイメージがあるが、昨年6月父の日大闘牛がデビュー場所。戦歴豊富な無天爆撃をわずか1分23秒で一蹴し、素質牛ぶりを見せつけた。稽古場の鋭い動きを買われ、昨年10月には徳之島遠征を敢行。第8回全島一・軽量級優勝旗争奪戦伊仙町大会の「県対抗戦」で宝良トガイに快勝し、評価を高めた。
核弾頭光希JAPAN打は入退場の際にも神経を使うほどの猛牛。この気性の荒さが勝負に活かされている形だが、まだ奥がありそうな雰囲気がある。今年正月3日の南部大闘牛で4戦全勝のだだ吉優輝をわずか42秒で仕留め、闘牛通を唸らせた。2012年6月具志川でハヤテ号を下してデビュー。その後4連勝し、目下5戦全勝の快進撃を続ける。
「大型指名戦」 徳田若力 対 剛力天神丸
若手決戦で、勝牛は春全島出場が濃厚となる。若力は2勝1敗。2戦目(昨秋の秋全島)で強豪の梨夢神に敗れ、前途が懸念されたが、その後(今年正月3日)山里シーサーに快勝。黒星が妙薬となった感があり、要注目だ。天神丸は徳之島からの移籍牛。徳之島で1勝しているが、沖縄初場所がこの位置(2番戦)だけに期待の大きさが伝わってくる。
「デビュー戦」黒岩号、川風倫太王、雷神永龍号、アンドロイドガン太、南州トガイー。九紋龍Zワイド王は徳之島からの移籍牛で沖縄初場所。