【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

2014新春北部大闘牛大会

 2014年闘牛の幕開けを飾る恒例の「三が日闘牛」が元旦から3日にかけて今帰仁村とうるま市石川で行われる。
初日元旦は今帰仁村営闘牛場で新春北部大闘牛大会(主催・北部闘牛組合)、2日、3日はうるま市石川多目的ドームで新春大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合)と新春南部大闘牛大会(主催・南部闘牛組合)が予定されている。開始時間はいずれも午後1時で、入場料は大人3000円(女性は2000円)、中高生は1000円、小学生以下は無料。沖縄タイムス社が後援。

新春北部大闘牛大会 22頭による11取組(アトラクション含む)で対戦前の正午から民謡ショーもある。例年以上に好カードを増やし、3年ぶりの大闘牛(鼻綱なしの対戦が多い)となったが、初顔(デビューと徳之島からの移籍牛)も多く新鮮さもたっぷり。

4連勝なるか、大和産業若力
=元旦、今帰仁村営闘牛場=

2014新春北部大闘牛大会



2014新春北部大闘牛大会



2014新春北部大闘牛大会


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「1番戦」 大和産業若力 対 豪剣荒富士

 大和産業若力は今年の新春北部でデビュー戦を快勝。その後、毅龍(3月)、石山来夢王(8月)の一線級を連破し、早くも北部闘牛の雄となった感がある。カケ技での攻めと守りは安定感たっぷりで勝機に見せる集中力が光る。今度の相手は地力のある大型牛だが、文句なしの「勢い」が付いており、ここは突破できるとの見方が増えている。

豪剣荒富士は2011年うるま祭りでデビュー(常勝会力丸に勝利)。今年の新春大闘牛で金功重機花形を下して注目されたが、3月春選抜で、だだ吉三郎に敗れた。勢いをそがれた感があるが、10ケ月の休養で心身ともにリフレッシュできたかどうか。敗戦の影響が払しょくされていれば体力にものをいわせた豪快な戦いが見られるだろう。

2番戦(トラムクーパンダ対浜川闘神王)は、共に今年春全島に出場した強豪同士ですさまじい打撃戦となる可能性が高い。目が離せない大乱戦が予想され、闘牛のだいご味が満喫できるだろう。


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