【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

胡屋闘牛大会

胡屋闘牛大会



胡屋闘牛大会



 胡屋闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が7日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。
胡屋主催は4年10ケ月ぶり。このところ飼育牛が急増し、質量ともにかつての隆盛期を彷彿させるが、今回は組合所属牛が一挙に12頭出場する。他組合からの参戦を加えて20頭による10取組が予定されている。

今後の闘牛戦線に影響を与えそうな強豪が登場する結びの一番、3番戦は要注目。
激戦期待で人気を集めているのは2番戦と7番戦。デビュー牛も5頭と新鮮さが際立っている。

入場料は大人2500円(女性は2000円)、中高生は1000円(小学生以下は無料)。

「シー1番」 天蛇白宝 対 富士大力 

白宝は昨年5月徳之島中量級王座に挑戦したが、チャンピオン康貴大力に6分で敗退。復活がかかった同年10月の大会で無敵ドラゴンを下した後、沖縄にトレードされた。徳之島では4勝1敗の戦歴。3月春の選抜で沖縄場所白星(突撃520)デビュー。初黒星から3連勝となれば絶好調時の状態に大きく近づくだろう。

対する富士大力(旧名は常勝会荒波)は通算13勝を上げ、沖縄中量級王座に2度挑戦した経歴があるベテラン実力牛。どの対戦でも自身の「持てる力」を出し尽くす根性型でツボにハマれば逆転の芽は十分で、侮れない存在だ。しかし、勝ち込んで来ている大物相手だけに苦戦は覚悟しなければならない。

「2番戦」友羽総業ジプトン 対 光希Japan打 両牛、これまでの戦歴から持久戦に不安がないタイプ。10分超の戦いとなり、最後はスタミナ決着と予想する。

ジプトンは徳之島からの移籍牛で旧名が「それいけ!桜華さん」。徳之島・沖縄通算の戦績は2勝1敗。6月2日読谷大会で3連勝だったジンベエ親分を22分の長期戦で下し、株を上げている。

光希Japan打(旧名九闘鬼)は昨年6月3日具志川大会でハヤテ号を下してデビュー。その後、未和樹号、九頭龍と連破し、目下3連勝の快進撃中。

「シー3番」 南部牛皇 対 南の大将軍 

5月春全島5番戦で浜川闘神王を一蹴し、有望若手決戦を制した南部牛皇(2勝)。文句なしの勝ちっぷりで正真正銘の人気花形牛への道が開ける可能性が高まった。余程のことがないかぎり取りこぼしはないだろう。
南の大将軍は徳之島からの移籍牛で今回が沖縄初場所。大物相手に荷が重いが、一発大逆転を狙う。

「7番戦」 だだ吉優輝 対 冠般若 

両牛徳之島からの移籍牛。体重で般若が優り、勝負が長引けば優勢か。優輝としては終始先手で攻め続け、般若を早めに消耗させたい。優輝は昨年4月徳之島で1勝して沖縄入り。正月3日の南部大闘牛で具志堅一撃(7分)を破り、沖縄デビュー戦を飾っている。

冠般若は対照的に昨年5月徳之島で黒星デビューとなったが、3月伊波大会で牙鬼を5分で下し、初勝利を上げている。


胡屋闘牛大会

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