【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

本部闘牛大会

本部闘牛大会


注目は結びの一番
3月24日 本部多目的広場闘牛場

本部闘牛大会



 本部闘牛大会(主催・本部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が17日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。
今年2回目の野外闘牛(昨年は合計5回)。6年前に全天候屋内型の石川多目的ドームが完成してからは闘牛のイメージは変化し、
今では野外闘牛の観戦では郷愁にも似た感慨を持つようになったファンも多いことだろう。
この時期、過ごしやすい日々が続いており、新緑山原路ドライブコースに闘牛観戦を加えるのはどうだろうか。自組合から10頭、各地の組合から10頭の合計20頭による10取組が予定されている。
顔ぶれは多士済々、戦力拮抗の取組が編成され、激戦連発が期待できる。
注目は結びの一番。かつて全島大会で一世風靡の大活躍をした富士大力号(旧名は常勝会荒波)と一心力が激突する。

入場料は大人2500円(女性2000円)、高校生1000円。

「結びの1番戦」 富士大力号 対 一心力 

両牛、これまでの経緯は闘牛ファンなら周知。一心力は元中量級チャンピオンで豪快な腹取りでファンを魅了した。破竹の7連勝で王座防衛2回を果たした後、2011年8月古堅モーターズ号に敗れて王座を失った。
富士大力号も通算13勝を上げ、2回も中量級王座に挑戦するなどひところの活躍はすばらしいものがあった。両牛、ここにきてさすがに、一時期の快進撃の“勢い”は影を潜めているが、依然トップ級の「底力」は健在と見る。きっかけさえつかめば大爆発は間違いないところ。大力がややエンジンのかかりが遅いため、一心力が先に攻め込むだろう。これをしのぎ、大力が対戦開始後3分前後で反撃に転ずることができれば、一気に形勢逆転か。序盤から5分以内の攻防で勝敗の行方が鮮明となろう。

「2番戦」 大和産業若力 対 毅龍 

若力は今年の元旦闘牛でデビューしたばかりで、5番戦に登場し、健堅タッチューを下した。勝負を決める鋭い攻めが課題に感じられたが、まだ伸び盛りだけにこれから良くなる可能性が高い。前回よりも地力がありそうな相手となるが、前回同様しっかり守れるかどうかが勝敗のカギ。毅龍は正月3日の新春南部以来で馬天龍虎に敗れている。好調時の状態にはないが、今回はキャリアの差がある相手なので復調のチャンス。終始先手で動けるかどうかにかかっている。

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