【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

伊波闘牛大会

 伊波闘牛大会(主催・伊波闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が17日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。
今年7回目の闘牛。自組合から5頭、各地の組合から15頭の合計20頭による10取組が予定されている。
顔ぶれはベテラン、中堅、若手など多士済々だが、休養十分な牛が目立ち、各陣営の調整は上々に仕上がったと見える。
注目は石山玄皇。今回が初場所ながらいきなり結びの一番に抜擢され、期待の大きさが感じられる。

入場料は大人2500円(女性2000円)、高校生1000円。

「大一番」 暖流号 対 石山玄皇 

未デビューながら、体格に恵まれ、潜在力を感じさせる玄皇。稽古場どおりの強さを見せられるかどうか、大いに注目される。本番の動きは、相手の出方もあり予想しづらいが、終始前に押していく場面を作ることが勝利の条件。遅攻型の暖流号だけに、序盤で先手を取り、休まず攻め続けることができれば勝機があるだろう。

暖流号(旧名健翔王)は昨年6月具志川大会以来、9ケ月ぶりの出場。徳之島時代(2010年まで)の活躍に比べれば、沖縄移籍後は全般に不完全燃焼の感がある。持久力はまずまずだが、勝機に畳み掛ける集中力が不足している。ただ、今回は初めての長期休養明け、これを大きなプラス材料に考えて、白星が期待できる。

「指名特番」 スマイル白隆 対 伊良皆圧送頑銃桜 

スマイル白隆は今年2回目の登場。あきら龍王と13分余にわたる長期戦を制し、徳之島から沖縄移籍後2連勝とした。スタミナと集中力を兼備し、長、短こなす万能型で安定感抜群の戦いを見せている。今回も消耗戦に持ち込めば勝算は大と予想する。

伊良皆圧送頑銃桜も徳之島で活躍した後に沖縄移籍。昨年11月読谷祭り闘牛が沖縄初場所だったが、琉球パンダを10分15秒で下している。こちらも攻守兼備、バランスの取れた戦いは闘牛通好みで、関心を集めつつある。徳之島での戦歴は相手牛を上回り、接戦になれば優勢との見方もある。

「4番戦」 牛頭若力 対 マッドマックス 

粘り腰で持久戦に持ち込み、後半勝負に徹するマックスは今年2戦目。正月3日南部大闘牛で武装戦線牙狼に敗れているが、敗戦を引きずらないタイプだけに期待していいだろう。

牛頭若力は昨年11月読谷祭り以来。山中組従業員号の攻めを食い止め、鮮やかな逆転勝利を飾っている。
こちらも粘りがあり、勝機には一気の攻めも出せるタイプ。前回の勝利の余韻を思い起こすことができれば快勝も十分だ。

伊波闘牛大会




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