【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

北部闘牛大会

北部闘牛大会
       <結びの一番>  浜川闘神王(左)の押し込みで体勢を崩され、敗走する山岳びら。
            =今帰仁村営闘牛場=


闘神王、山岳びらに圧勝!
今年3回目の野外闘牛(北部大会)

北部闘牛大会
観客は木陰で涼を取りながらの観戦となった。

 北部闘牛大会(主催・北部闘牛組合)が24日午後1時から今帰仁村営闘牛場で行われた。
今年3回目となる野外での闘牛だったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約500人がつめかけた。前日の梅雨明けで気温30度を超す暑さとなったが、観客は闘牛場周囲の緑陰に陣取り、快適な観戦となった。10組の対戦が次々に繰り広げられたが、炎天下のためか、さすがに10分を超える長期戦はなし。各対戦が7分以内で終了し、全所要時間は90分と快テンポの進行だった。

注目を集めた横綱戦は新鋭の浜川闘神王が各上の山岳びらに圧勝し、会場をわかせた。予想通り、闘神王が対戦開始早々から鋭い角を使った押し込みで攻勢の連続。じりじりと後退しながらも山岳びらは何とか持ちこたえようとしたが、闘神王の気迫に圧倒され、たまらず敗走となった。この間わずか47秒、あっけない結末に場内からどよめきが起きた。闘神王はデビュー(1月)から無傷の3連勝。

2番戦も同様の結末。並はずれた闘志で人気があったベテラン琉桜風吹が山里花形の序盤の一発をまったく止められず、あえなく敗走した。予想外の超短期戦(29秒)に観客席の闘牛通も首をかしげるばかりだった。

3番戦は平山畜産号と謝名角白が切れ目なく一進一退の攻防を2分余も続け、両牛とも息が乱れた。ここで最後の力を振り絞ったのは角白。体を弾ませながらぐいと力強く出ると、畜産号は大きく横飛び。そのまま敗走し、角白が完勝した。

デビュー戦を飾ったのは8番戦の南乃大福、封切戦の北琉ばくだん。

次回は7月15日午後1時からうるま市石川多目的ドームで読谷闘牛大会。

北部闘牛大会

優  勝: 浜川闘神王
殊勲賞: 竜輝斬克龍
敢闘賞: 南乃大福

対戦結果 左側が勝牛

牛 名             対戦時間        牛 名

浜川闘神王          0分47秒       山岳びら →動画

山里花形           0分29秒       琉桜風吹 →動画

謝名角白           2分43秒       平山畜産号 →動画

与那嶺花形篤希號     0分55秒       健堅タッチュー

カリー亭104号       0分13秒       大嵩カブラー

泰山白タビ          6分41秒       健堅美龍

竜輝斬克龍          6分01秒       皓也パンダ →動画

南乃大福           6分51秒       美力TONTON

優琉神黒虎          3分40秒       新力白虎                    

北琉ばくだん         4分34秒       与那国天龍

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