【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

新春南部大闘牛大会

 新春南部大闘牛大会(主催・南部闘牛組合)が3日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
”三が日闘牛”の締めくくりとなる大会で県内各地からの闘牛ファンや観光客など約800人がつめかけた。
次々に繰り広げられた8組(2組は不戦勝)の対戦に見入り、勝負が決まる場面では歓声やどよめきの連続だった。

新春南部大闘牛大会
9勝目を挙げた大嵩写真館号と牛主の大嵩政則さん。

4番戦が今大会最長タイム17分43秒の長期戦となったが、他はすべて10分以内の短期決戦。快テンポの進行となり、上位3番は3分未満の超短期戦で決着した。

新鋭とベテラン対決で注目された結びの一番は予想外のあっけない結末。
対戦開始と同時に新鋭源若藤が思い切り頭を振り、ベテランの大嵩写真館号の頭に一発見舞った。
「バキン」と大きな音が出る鋭い打ち込みだったが、角度が悪く、相手の角が自らの頭にカウンター気味に当たってしまった。「モー」とびっくりしたような鳴き声を轟かせ、大きく後ろにとび跳ねた源若藤は一瞬にして戦意喪失。
再び向き合わない源若藤を見て、大嵩写真館号勝利の裁定が下された。
大嵩写真館号は9勝目を挙げ、2011年の好スタートを切った。

2番戦は大器の声しきりの基山大力がわずか1分余でまんぷく尾白に豪快な腹取りを決め、快勝した。
こちらは無傷の5連勝。3番戦では、昨年5月のデビュー戦を落とした常勝会力丸が前回とは見違えるような動き。
強烈なカケ押しで南国赤桜(旧名島次郎ロイヤル)を圧倒し、2分余で文句なしの初勝利を挙げた。

動画を見る ↓ 

1番戦

2番戦

3番戦

次回はゴールデンカード満載のビッグイベント。
全島一優勝旗戦争奪戦・旧正月準全島闘牛大会が2月6日午後1時から石川多目的ドームで予定されている。

新春南部大闘牛大会

優 勝: 大嵩写真館号
殊勲賞: 荒風福龍
敢闘賞: しょうた光龍
技能賞: 舟田花形
対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名
大嵩写真館号 0分03秒 源若藤
基山大力 1分18秒 まんぷく尾白
常勝会力丸 2分46秒 南国赤桜
しょうた光龍 17分53秒 ひめゆりGOGO
荒風福龍 8分53秒 牛頭若力
一心盛牛 2分34秒 しらみずバンビ
東恩納パンダ 不 戦 零戦
ジブラ 不 戦 春和一号
舟田花形 8分18秒 楓花形
星力強 4分48秒 辺土名大宝

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