【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

うるま祭り闘牛大会

 うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会)が16日(土)午後12時45分からうるま市石川多目的ドームで行われた。
観戦無料の闘牛大会とあって地元の家族連れ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約3000人がつめかけた。
主催者挨拶、くす玉割りなど恒例のセレモニーの後に対戦が始まり、合計11組の激戦が次々に繰り広げられた。
砂塵を舞い上げながら2頭の黒い巨体が激突を繰り返す様は迫力満点。
そのたびに館内はドーム特有の轟音のような大歓声に包まれた。

特に2番戦は観客の度肝を抜く決着。
雷神篤希号とそれいけPITBULLが対戦開始後しばらくは一進一退の攻防だったが、
3分過ぎPITBULLの体勢が一瞬グラリと崩れかけた。
ここを勝機とばかり雷神が猛然と押して出るとPITBULLはあっという間に柵際に。
何とか回り込みを図るPITBULLだったが、雷神これを許さず豪快な腹取り一発。
高々と担ぎ上げられたPITBILLが頭から一回転し、勝負が決した。

うるま祭り闘牛大会
PITBILL(右)に豪快な腹取りを決めた雷神篤希号。

結びの一番は丸石白龍が無天王(新春王)の攻勢をしのぎ切り、13分余で完勝した。
3連続不戦勝で真価が定まらなかった白龍はようやく本物の白星をもぎ取り、うっぷんを晴らした。

うるま祭り闘牛大会
丸石白龍(右)の腹取り攻撃を受け、敗走する無天王。

うるま祭り闘牛大会
3番戦の攻防。一心盛牛の攻めを柵際で食い止める常勝会天電(右)。

次回は23日午後1時から今帰仁村営闘牛場で今帰仁祭り闘牛大会(入場無料)。

第5回うるま祭り闘牛大会

優 勝: 丸石白龍
殊勲賞: 雷神篤希号
敢闘賞: 牛頭若力
技能賞: 龍星王

対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名

丸石白龍 13分25秒 無天王
雷神篤希号 3分32秒 それいけ PITBULL
常勝会天電 1分32秒 一心盛牛
牛頭若力 18分17秒 東恩納パンダ
しょうた光龍 4分46秒 ギネス信号
石川タッチュー 1分26秒 常勝会戦国潮丸
龍星王 12分08秒 美佐剛力
うら庭マックス 0分25秒 みんなのパンダ
栄角白 4分29秒 山田工業花形
舟田花形 0分14秒 キムタカ嵐
藪山小次郎 4分21秒 やまぐすく


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