第88回秋の全島闘牛大会
酋長若虎が新王座!
大熱戦の末、大龍王を下す。

大龍王(左)と酋長若虎の激しい押し合い。

沖縄全島一になった酋長若虎。
第88回秋の全島闘牛大会
優 勝: 酋長若虎
殊勲賞: 闘天
敢闘賞: 風神台風
技能賞: ハヤタカスマイル
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
酋長若虎 26分02秒 大龍王
闘天 14分42秒 琉昇天力BOSS
風神台風 5分55秒 天力王
靖士花形 不戦 クロフネ
東山美勝 10分05秒 SS55戦昇龍
常勝会荒波 6分02秒 具志堅一心
花夢 8分14秒 安和友人会パンダ
丸石開発白タビ 18分58秒 徳昇力
ハヤタカスマイル 28分54秒 アカマルアヤミ号
戦闘一番 13分02秒 龍星荒風
雷神王 0分28秒 戦闘たかみち
テスリ産業パンダパート2 1分42秒 栄大力
新星号 15分50秒 闘夢
第88回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会)が11日(2007年)正午からうるま市石川多目的ドームで行われた。注目の横綱戦は酋長若虎が四回目の防衛をめざした大龍王を破り、新チャンピオンとなった。両牛、対戦開始と同時に激しい押し合いとなり、観客の肩が何度も右、左に揺れた。先手で押し込むと見られた若虎はがっちりと守りを固め、逆に大龍王が得意のカケ押しでぐいぐいと前進する展開となった。押されながらも時折、若虎が反撃の押し込みに出ると大龍王が一瞬グラリとくるなど、まさに一進一退の攻防。手に汗握る大激戦は24分間続いたが、先に疲れたのは大龍王。息が荒くなり、足の運びが鈍くなった25分過ぎ、ここを勝機とばかり若虎が力を振り絞るように前進すると、大龍王はあっという間に体勢を崩し、敗走を余儀なくされた。若虎がダメ押しを炸裂させなかったため、勝負の判定が遅れたが、間をおいて再び大龍王が戦列を飛び、この瞬間に勝負が確定した。若虎の勝因は長期戦を仕掛け、体力勝負に持ち込んだこと。体重差を生かして百戦錬磨の大龍王をものの見事に仕留めた。若虎は通算七勝一敗で初戴冠。まだ体力、戦力とも伸びる余地があり、今後大きな期待を集めそうだ。空位の軽量級王座争奪戦も攻守ところを替える大激戦となったが、八分余で花夢が安和友人会パンダを下し、軽量王座を獲得した。花夢は三戦全勝。大関戦は闘天が琉昇天力BOSSの攻めをことごとく完封、14分過ぎに狙いすましたような鮮やかな腹取りを決め、完勝した。関脇戦は風神台風が天力王に怒涛の押し込みからの豪快な腹取りを叩き込み圧勝した。12組(1組は不戦勝)の激闘に大観衆が酔った。次々に繰り広げられる巨体激突に観客の目は釘付けとなり、ドームを揺るがす大歓声も再三。延々四時間にわたって闘牛の迫力を満喫していた。
大熱戦の末、大龍王を下す。

大龍王(左)と酋長若虎の激しい押し合い。

沖縄全島一になった酋長若虎。
第88回秋の全島闘牛大会
優 勝: 酋長若虎
殊勲賞: 闘天
敢闘賞: 風神台風
技能賞: ハヤタカスマイル
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
酋長若虎 26分02秒 大龍王
闘天 14分42秒 琉昇天力BOSS
風神台風 5分55秒 天力王
靖士花形 不戦 クロフネ
東山美勝 10分05秒 SS55戦昇龍
常勝会荒波 6分02秒 具志堅一心
花夢 8分14秒 安和友人会パンダ
丸石開発白タビ 18分58秒 徳昇力
ハヤタカスマイル 28分54秒 アカマルアヤミ号
戦闘一番 13分02秒 龍星荒風
雷神王 0分28秒 戦闘たかみち
テスリ産業パンダパート2 1分42秒 栄大力
新星号 15分50秒 闘夢
第88回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会)が11日(2007年)正午からうるま市石川多目的ドームで行われた。注目の横綱戦は酋長若虎が四回目の防衛をめざした大龍王を破り、新チャンピオンとなった。両牛、対戦開始と同時に激しい押し合いとなり、観客の肩が何度も右、左に揺れた。先手で押し込むと見られた若虎はがっちりと守りを固め、逆に大龍王が得意のカケ押しでぐいぐいと前進する展開となった。押されながらも時折、若虎が反撃の押し込みに出ると大龍王が一瞬グラリとくるなど、まさに一進一退の攻防。手に汗握る大激戦は24分間続いたが、先に疲れたのは大龍王。息が荒くなり、足の運びが鈍くなった25分過ぎ、ここを勝機とばかり若虎が力を振り絞るように前進すると、大龍王はあっという間に体勢を崩し、敗走を余儀なくされた。若虎がダメ押しを炸裂させなかったため、勝負の判定が遅れたが、間をおいて再び大龍王が戦列を飛び、この瞬間に勝負が確定した。若虎の勝因は長期戦を仕掛け、体力勝負に持ち込んだこと。体重差を生かして百戦錬磨の大龍王をものの見事に仕留めた。若虎は通算七勝一敗で初戴冠。まだ体力、戦力とも伸びる余地があり、今後大きな期待を集めそうだ。空位の軽量級王座争奪戦も攻守ところを替える大激戦となったが、八分余で花夢が安和友人会パンダを下し、軽量王座を獲得した。花夢は三戦全勝。大関戦は闘天が琉昇天力BOSSの攻めをことごとく完封、14分過ぎに狙いすましたような鮮やかな腹取りを決め、完勝した。関脇戦は風神台風が天力王に怒涛の押し込みからの豪快な腹取りを叩き込み圧勝した。12組(1組は不戦勝)の激闘に大観衆が酔った。次々に繰り広げられる巨体激突に観客の目は釘付けとなり、ドームを揺るがす大歓声も再三。延々四時間にわたって闘牛の迫力を満喫していた。