【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

北部大闘牛大会

北部大闘牛大会(主催・石川闘牛組合)が12日午後1時から本部町の多目的広場闘牛場で行われ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約500人がつめかけた。久々の野外闘牛は厚さの中での進行となり、観客は闘牛場に林立する緑陰の下で次々に繰り広げられた10組の対戦を楽しんだ。

注目の1番戦は期待どおりの激戦となり、観客をわかせた。大嵩写真光号と山里パンダの対戦は対戦開始早々からワリ、ツキの打撃戦となり、強烈なパンチがさく裂するたびに場内はどよめきに包まれた。

両牛の顔面は鮮血にそまり、パンチが止まると、今度はリング中央で互いに相手の横腹めがけて飛び込む腹取りの応酬。観客が固唾を呑んだ14分過ぎ、満身の力を振り絞るように山里が押し込むと大嵩の体勢が崩れ、あっという間に柵際に。

勝負あったかに見えたが、大嵩はくるりと一回転しながら辛うじてこの窮地を脱出した。向き直り、一呼吸入れるや今度は大嵩が猛然と反撃に出た。一瞬動きの止まった山田めがけて大逆襲の押し込み一発を炸裂させると力を使い果たした山田はたまらず敗走となり、大嵩の逆転勝ちとなった。

2番戦も熱戦となり、再三場内がわいた。対戦開始から終始上里号の押し込みをカケ技で止めていた當間畜産が12分でスタミナ消失。相手の疲れを見切った上里がここを勝機とばかり一気に押し込んで完勝した。次回は26日午後1時から本部多目的広場闘牛場で男まつり闘牛大会。


北部大闘牛大会
大嵩写真光号(右)に逆転の腹取りを決められ、敗走する山里パンダ。


優 勝: 大嵩写真光号
殊勲賞:上里号
技能賞:竜士赤猿

対戦結果(左側が勝牛)

牛 名 | 対戦時間 | 牛 名
大嵩写真光号 | 15 : 49 | 山里パンダ
上里号 | 12:47 | 當間畜産
闘龍荒鷲 | 0:04 | 双龍オーキッド
新星号 | 22:23 | かめくら2号
与那嶺花形篤希號 | 3:27 | 竜輝王
愛美無双 | 4:42 | スーパーエース104号
竜士赤猿 | 6:49 | 龍神王
琉昇チビ太 | 7 : 28 | みやらびトガイー
ハム太郎 | 0:50 | マングース
島次郎ロイヤル | 0分48秒 | 菊次郎スペシャル

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