【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

男まつり闘牛大会

男まつり闘牛大会(主催・与勝闘牛組合)が26日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。県内各地からの闘牛ファンや観光客など約400人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の激戦を堪能した。

もっとも見ごたえがあったのは4番戦だった。ローカル大会では異例の鼻綱を外しての対戦となり、期待にたがわぬ大激戦を展開した。武器である角の大きさで優る二代目雷神王が先手で攻め、前へ前へと押して出た。

雷神王の強い押し込みで貴力がグラリと体勢を崩しかける場面も再三だったが、貴力は必死の形相で防戦。終始攻め続ける雷神王にやや疲れの色が見えた6分過ぎに戦いは急展開した。

疲れで呼吸が荒くなった雷神王の足元が一瞬乱れるや否やここを勝負時とばかり貴力が猛然と押し込むと雷神王は大きく体勢を崩しながら敗走となった。得意の消耗戦をしかけ、最後に力を振り絞った貴力が見事な勝利を収めた。

男まつり闘牛大会
貴力(左)に腹取りを決められ、敗走する二代目雷神王。

結びの一番は予想どおりの大熱戦となり、観客をわかせた。嵐気流と松クロフネが一進一退の押し合いを延々20分余も続けた。形勢不明の息詰まるような接戦だったが、嵐気流が先にスタミナを切らした。

観客のざわめきを背にクロフネが嵐気流めがけて一気に飛び込むと嵐気流は脱兎のごとく敗走。大熱戦に一瞬にして幕が降りた。次回は8月8日(土)午後4時から今帰仁村営闘牛場で今帰仁まつり闘牛大会(入場無料)。

男まつり闘牛大会
嵐気流(左)に腹取りを決める松クロフネ。

優 勝: 翔 龍
殊勲賞:ゆうけい・一永
敢闘賞:一心盛牛
技能賞:無天龍レッドシャーク

対戦結果(左側が勝牛)
牛 名 | 対戦時間 | 牛 名
松クロフネ | 24分28秒 | 嵐気流
山栄春号 | 3分14秒 | 赤舞躯
アグレ優志號 | 12分18秒 | ナイトイン・DH若力
貴 力 | 7分22秒 | 二代目雷神王
龍星王 | 0分12秒 | 吉産業号
大屋一撃 | 14分37秒 | 雷神トガイー
丸正圧送ポンプ号 | 不 戦 | 金城号
神風光 | 0分44秒 | 無天トガイー
川風入福パンダ | 0分35秒 | 羽武駄
舟田花形 | 2分09秒 | 龍星竜巻あつき号

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