【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

第6回 夏の全島闘牛大会

第6回 夏の全島闘牛大会





第6回 夏の全島闘牛大会


軽量級は準風巧が新チャンピオン!

 
 第6回夏の全島闘牛大会(主催:沖縄県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が9日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。中量級(970kg以下)と軽量級(850kg以下)のダブルタイトルマッチが行われる闘牛界のビッグイベントとあって、県内各地の闘牛ファンや観光客など約2500人がつめかけた。恒例のセレモニー(開会式)の後、早速対戦開始。10組の対戦が次々に繰り広げられ、迫力場面連発となった。観客は延々3時間にわたって闘牛のだいご味をたっぷりと堪能した。

注目のタイトルマッチ(中量級、軽量級全島一優勝旗)の結果は、中量級がチャンピオン闘将ハヤテの9度目の防衛、王座決定戦となった軽量級は準風巧が新チャンピンとなった。

圧倒的な強さを見せ付けたのは闘将ハヤテ。序盤から挑戦牛の東昇あみひろ号を押しまくり、何度も柵際にあみひろ号を運んだ。その内2回はハヤテの腹取りが決まり、勝負あったかに見えたが、留めの腹取りを逃れたあみひろ号がその都度体勢を立て直して応戦した。あみひろ号の大善戦に会場はわきにわいたが、あみひろが逆襲に転じる場面は結局作れずじまい。対戦開始12分過ぎ、満を持すようにハヤテが3回目となる渾身の腹取りをさく裂させると、たまらずあみひろ号が敗走した。ハヤテは14戦全勝。

どこまで不敗記録を伸ばせるか、ますます注目を集めることになりそう。軽量級は前チャンピオンの王座返上で新王座決定戦となったが、準風巧が九紋龍を下して新チャンピオンの座についた。こちらも準風巧の力強い攻めが光った。対戦開始早々から小刻みな突き、割りを交えて九紋龍に矢継ぎ早の攻め。九紋龍は防戦に大わららで、首持たせで対抗する場面が目立った。前に出る準風巧の圧力が一段と強まった3分過ぎに勝負は急展開。九紋龍がギブアップするような形で大きく横っ跳びすると、間髪を入れず準風巧の腹取りが決まった。準風巧は徳之島からの移籍牛。わずか4戦目(3勝1敗)で頂点を奪取する幸運に恵まれた。

第6回 夏の全島闘牛大会

殊勲賞:モア
敢闘賞:荒天真優葉
技能賞:伊集若力

対戦結果 左側が勝牛

牛 名  対戦時間  牛 名
闘将ハヤテ  12分53秒  東昇あみひろ号 →動画
準風巧  3分28秒  九紋龍 →動画
伊集若力  6分38秒  魁闘勇士四代目トラムクー
一颯白タービー  0分19秒  龍星若獅子 →動画
荒天真優葉  6分22秒  竜輝斬克龍
牛魔王  6分17秒  義(ヨシキング)王 →動画
釼神  2分24秒  伊良皆圧送一直線
モア  12分55秒  牛神サンダーライガー
南星キッド  13分59秒  祐太小力
松田赤鬼  5分54秒  雷神グリース

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