【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

父の日大闘牛大会

父の日大闘牛大会


    アグレも熱戦を制す
 父の日大闘牛大会(主催・古堅闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が21日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
番組途中の「お楽しみ大抽選会」が人気を博すユニークな大会とあって、県内各地から闘牛ファンや観光客などが対戦開始2時間も前から続々とつめかけ、会場は約2800人の観客でうまった。次々に8組(2組は不戦勝)の対戦が繰り広げられ、一進一退の激しい攻防に観客の肩も思わず右、左。延々3時間半にわたって闘牛の迫力をたっぷりと堪能した。

もっとも見ごたえがあったのは、2番戦。一撃ガン太と東山夢宝勝の対戦だったが、場内はどよめきの連続となった。両牛、共に水平に湾曲した鋭い角(ガン角)を持つ大型牛だったが、体重を生かして終始前に出たのはガン太。小刻みに角を動かしながらひたすら前に押して出た。この攻勢の前に夢宝勝は防戦一方となり、何度も柵を背にする苦しい展開だったが、勝負をあきらめることなく反撃の機を伺った。しかし、先に疲れたのは夢宝勝。7分過ぎ、急速に動きが鈍り始め、再び柵際へ。ガン太、ここを勝機とばかり渾身の力で腹取りを放つと、夢宝勝はついに敗走となり、ガン太が完勝した。ガン太は今年に入り3勝1敗、再び上昇気流をつかむ勢いとなった。

3番戦は27分超の大熱戦となったが、最後は紙一重の闘志の差。龍神アグレ號が粘る友羽総業ランボーを振り切り、徳之島から沖縄移籍後2連勝とした。

結びの大一番は白組の侍に戦意がなく、不死鳥が不戦勝。館内にため息がもれたが、それまでの激闘の連続に観客も納得の表情だった。


父の日大闘牛大会


↑ 花夢(左)と山田Zの攻防

7番戦のデビュー対決は、花夢が序盤からワンサイドの攻め。3分余で豪快な腹取りを決め、圧勝した。山田Zは反撃チャンスを作れず完敗。
体躯に恵まれ、期待通りの結果を出した花夢の評価が急騰しそうだ。

次回は28日午後1時からうるま市石川多目的ドームで石川大闘牛大会。

父の日大闘牛大会

優  勝:不死鳥
殊勲賞:龍神アグレ號
敢闘賞:無垢家牛
技能賞:花夢

対戦結果 左側が勝牛
牛 名   対戦時間   牛 名
不死鳥   不戦   侍 →動画 
一撃ガン太   8分36秒   東山夢宝勝 →動画
龍神アグレ號   27分09秒   友羽総業ランボー →動画
無垢家牛   15分38秒   大清号
九紋龍   4分12秒   古堅モータース二刀流
龍星若獅子   00分20秒   亜華熊猫
花夢   3分59秒   山田Z →動画
極心嵐   0分54秒   南星マムシ
伊良皆圧送一直線   不戦   新竜会針鼡
強襲黄金無双   4分25秒   有心大三元

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