【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

全国闘牛サミット闘牛大会

全国闘牛サミット闘牛大会


岩竜パンダ、大熱戦を制す!

うるま市合併10周年記念
全国闘牛サミット闘牛大会

優 勝:岩竜パンダ
殊勲賞:新与那国爆弾
敢闘賞:怒虎為勝
技能賞:一発逆転白竜王

対戦結果 左側が勝牛
牛 名  対戦時間  牛 名
岩竜パンダ  23分19秒  古堅モータース白眉 →動画
新与那国爆弾  27分14秒  龍天龍鬼丸
剛力天神丸  01分28秒  闘勝ロッキーズ
東昇黒天王  04分42秒  黒岩号
伊集若力  01分46秒  常勝会龍虎
一発逆転白竜王  1分03秒  栄栄王
怒虎為勝  12分13秒  へーばる大力
九紋龍  00分13秒  虎蛇ハチャー
魁闘勇士四代目トラムク  02分55秒  キング
雷神グリース  6分08秒  新竜会針鼡
牛神サンダーライガー  29分48秒  大竜

うるま市合併10周年記念全国闘牛サミット闘牛大会
うるま市では2007年以来8年ぶりの開催となったが、メインイベントとなる闘牛大会が9日午後18時30分からうるま市石川多目的ドームで行われた。闘牛文化を共有する全国6県9市町村からの代表、参加者を含む約3千5百人がつめかけた。午後5時30分から開会式があり、主催者あいさつ、各地からの代表者紹介など一連のセレモニーが行われた。最後にくす玉割りで、華々しく景気を付けた後早速対戦開始。他県からの参戦牛3頭を含む22頭による11組の対戦が次々に展開され、熱戦続出となった。

会場は何度もどよめきに包まれたが、もっとも会場をわかせたのは結びの大一番。古堅モータース白眉(沖縄)と岩竜パンダ(徳之島)が湯気の立つような、一進一退の大熱戦を繰り広げた。両牛、序盤から全力での押し合い。終始攻勢を取ったのは古堅モータース白眉で得意のカケ押しで岩竜パンダを攻めた。前傾姿勢でじりじりと前に出る形を作り、程なく勝負を決める勢いだったが、岩竜がよく持ちこたえた。強靭な足腰でこの猛攻を食い止め、白眉のスタミナ消耗をひたすら待つ戦法に見えたが、これがまんまと功を奏した。対戦時間23分過ぎ、柵際で最後の力を振り絞るように白眉が押して出ると、岩竜は後退したが、すぐさま体勢を入れ替るや否や目にも留らぬ勢いで逆転の腹取り一発。疲れ切っていた白眉はこれを防げず、力尽きるように敗走となった。館内に大歓声が起き、大熱戦に突然の幕。底知れぬ岩竜のスタミナに場内から感嘆の声しきりだった。岩竜はデビュー以来無傷の6連勝。この大勝利で人気は急上昇となりそう。

その他の闘牛どころから参戦した牛の結果は、隠岐の島から39年ぶりに参加した怒虎為勝が勝利し、宇和島代表の闘勝ロッキーズは敗れた。