胡屋闘牛大会

胡屋闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が29日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。今年10回目だったが、県内各地から闘牛ファンや観光客など約700人がつめかけ、次々に繰り広げられた10組(1組み不戦勝)の対戦を楽しんだ。
見ごたえがあったのは指名特番(2番戦)だった。7連勝の後今年正月3日に初黒星を喫した大城木工と、徳之島から沖縄移籍して絶好調(3連勝)だった南星マムシの一番は期待どおりの熱戦となった。割り技を交えて押し込みを連発する木工に対し、湾曲した鋭い角を木工の耳たぶ辺りにあてがい巧みな防戦に回るマムシ。一進一退の攻防が延々10分余も続き、観客の目を釘づけにした。互いに決め手を欠き、長期戦突入かと見えた12分過ぎ、先に疲れたマムシの体勢が一瞬グラリと揺れた。相手の動揺を見て取った木工、ここを勝機とばかりグイと前に出ると、マムシはたまらず敗走となった。木工は耳たぶを切りながらも果敢な応戦、前場所敗北している牛とは思えぬすさまじい勝負根性で8勝目を上げた。
結びの一番は期待の大物剛修若虎が足の不調で出場を辞退したため、一撃ガン太が代役で出場した。しかし、対戦相手のみらくる大力が闘志不足で戦いは成立せず、結局不戦勝。最後はやや水を差される形となったが、全般は迫力場面が連発し、観客は闘牛のだいご味を満喫していた。
3番戦は3戦全勝の有望牛大力皇が登場。闘神鬼龍を相手に終始安定感抜群の戦い。対戦時間は9分かかったが、最後は豪快な押し込みからの腹取りを決め、完勝した。
封切戦は割り技得意の牛同士の対戦となり、序盤から激しい割り技の応酬となった。
迫力ある”打激戦”を制したのは大進白狼。6分過ぎ、白狼の攻勢でやや腰が引けた荒吹点天が横っ跳びで敗走となり、白狼に白星が転がり込んだ。
胡屋闘牛大会
優 勝: 一撃ガン太
殊勲賞: 大進白狼
敢闘賞: 大城木工
技能賞: 虎蛇ハチャー
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
一撃ガン太 不戦 みらくる大力
大城木工 12分22秒 南星マムシ →動画
大力皇 10分02秒 闘神鬼龍 →動画
虎蛇ハチャー 9分32秒 風神27キング
康荒一撃 2分25秒 武士 →動画
幸龍 5分55秒 ジンベェ親分
大竜 7分50秒 がんばれ♡チビクロ
赤荒鷲 5分26秒 へーばる大力
火羅阿 6分15秒 大福大空
琉桜 11分55秒 龍樹隼
大進白狼 6分32秒 荒吹点天 →動画
優 勝: 一撃ガン太
殊勲賞: 大進白狼
敢闘賞: 大城木工
技能賞: 虎蛇ハチャー
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
一撃ガン太 不戦 みらくる大力
大城木工 12分22秒 南星マムシ →動画
大力皇 10分02秒 闘神鬼龍 →動画
虎蛇ハチャー 9分32秒 風神27キング
康荒一撃 2分25秒 武士 →動画
幸龍 5分55秒 ジンベェ親分
大竜 7分50秒 がんばれ♡チビクロ
赤荒鷲 5分26秒 へーばる大力
火羅阿 6分15秒 大福大空
琉桜 11分55秒 龍樹隼
大進白狼 6分32秒 荒吹点天 →動画