【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

伊波闘牛大会

伊波闘牛大会

カリー亭翼号(右)に腹取りを決める石山来夢

石山来夢、5連勝

伊波大会 石川ドーム





 伊波闘牛大会(主催・伊波闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が15日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
県内各地からの闘牛ファン約600人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。勝負が付く迫力場面では大歓声が上がるなど延々2時間30分にわたり、観客は闘牛のだいご味を満喫した。

注目を集めた結びの一番は石山来夢がカリー亭翼号を下し、デビューから5連勝とした。両牛、交角と同時に激しい押し合いとなり、観客の目を釘付けにした。対戦開始23秒、翼号の右からの強烈な押し込み一発がさく裂すると来夢はあっという間に柵際へ。アブシ(対戦場と観客性を隔てる土でできた部分)に押し込まれ、勝負あったかに見えたが、来夢は巧みな回り込みでこの窮地を脱出した。ここで闘志に火が付いた来夢、体勢を立て直すや否やお返しとばかり逆襲の押し込み一発。翼号、一瞬ぐらっと来たが、これはよく残した。その後リング中央で小刻みな押し合いが続いたが、次第に来夢の圧力が勝り始めた。対戦開始2分20秒、来夢がここを勝機とばかりグイと前に出ると翼号たまらず敗走。間髪を入れず来夢のなだれ込むような腹取りが決まり勝敗が決した。

2番戦の九紋龍とアグレ龍王の対戦も攻守ところ替える激戦となった。1分過ぎ、九紋龍が強烈な押し込みで琉王を柵際に運ぶと、ここで琉王は戦意喪失。一呼吸挟んで脱兎のごとく敗走し、九紋龍の勝利となった。

3番戦のいらっしゃいキング貴花号は昨年7月にデビューしたが、相手牛の戦意不足で不戦勝だったため今回が事実上の初場所。
体重差(170kg)を生かして、古堅モータース朝日大力を一蹴した。

4番戦は源天翔嵐と雷神ひととせが熱戦を展開。会場をわかせたが、終始前に出て圧力をかけ続けた源天翔嵐が9分余で雷神ひととせを振り切った。

次回は29日午後1時からうるま市石川多目的ドームで胡屋闘牛大会。
伊波闘牛大会

優 勝:石山来夢
殊勲賞:源天翔嵐
敢闘賞:新与那国爆弾
技能賞:一楓白タビ
対戦結果 左側が勝牛

牛 名    対戦時間     牛 名
石山来夢    1分33秒   カリー亭翼号 →動画
九紋龍    1分15秒   アグレ琉王 →動画
いらっしゃいキング貴花号0分39秒 古堅モータース朝日大力 →動画
源天翔嵐    9分24秒   雷神ひととせ →動画
新与那国爆弾 9分47秒 清風阿修羅 →動画
龍星若獅子    1分29秒   石川パンダ
牛頭若力    不戦   南星神風
荒天花形  10分13秒   仁風
白天皇    6分42秒   大道一力
松田赤鬼    1分10秒   ゆうきパンダ

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