【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

新春オールスター大闘牛

不死鳥、逆転の腹取りでV
3日新春オールスター

新春オールスター大闘牛


三が日闘牛の締めとなる新春オールスター大闘牛がうるま市石川多目的ドームで行われた。
大会名どおり闘牛界のオールスターが多数出場するビッグイベントとあって、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約2000人がつめかけ、大にぎわいとなった。期待にたがわぬ激戦連発となり、観客は延々2時間30分にわたって闘牛の迫力をたっぷりと堪能した。

もっとも見ごたえがあったのは、結びの大一番だった。不死鳥と優武勝の激突は今大会の目玉カードのひとつだったが、両牛、リング狭しとばかり右に左に大きく動き廻り、場内はどよめきや大歓声の連続となった。手に汗にぎる戦いが17分余も続き、さすがに両牛の動きが鈍った。ここで最初に動いたのは優武勝。18分過ぎ、ここを勝機とばかり、満身の力で不死鳥を押し込むと不死鳥は柵際(入退場口)まで一気に後退した。間髪を入れず優武勝の腹取り一発。 “どーん“会場を揺るがすような大きな音が場内に響き、不死鳥が激しく柵に叩き付けられた。勝負あったか見えたが、不死鳥は体をくるりと一回転させ、この窮地を脱出した。両牛、再びリング中央に戻り、押し合いを再開。果てしない戦いに、見ている側の息がつまるような様相となったが、対戦開始25分から戦いが急展開した。攻め疲れた優武勝が”舌出し“となり、完全にスタミナ切れした。足元がふらついた27分、ここで最後の力を振り絞るように不死鳥が腹取りに出ると、優武将は力尽きるように敗走した。両牛のすさまじい闘志が火を噴いた、まれに見る大激戦に観客も大喜びだった。不死鳥は4戦3勝1分、名前のごとくどこまで快進撃が続くか、目の離せない存在となった。

新春オールスター大闘牛



もうひとつの目玉だった封切戦は、古堅モータース白眉が大城木工に終始攻勢の連続。圧力を持ちこたえ、反撃の機を狙っていた大城木工だったが、16分余で力尽きた。最後は白眉が豪快な腹取りで完勝した。白眉は無傷の5連勝。次回は新屋慶名闘牛大会が18日午後1時から石川ドームで行われる。

新春オールスター大闘牛大会

優  勝: 不死鳥
敢闘賞: 古堅モータース白眉
殊勲賞: 荒吹点天

対戦結果 左側が勝牛

牛 名      対戦時間      牛 名
不死鳥     27分18秒     東山優武勝 →動画
蜂男トガイー来夢   0分18秒   友羽総業ランボー →動画
一撃ガン太 4分53秒 闘神鬼龍 →動画 
勝進龍 1分18秒 けんたろう →動画
東昇あみひろ 10分29秒 徳田若力
石山来夢 4分01秒 兼城角白 →動画
荒吹点天 9分33秒 極心嵐 →動画
久米島美ら蛍 5分20秒 黄金の花 →動画
幸龍 4分23秒 楓花形
古堅モータース白眉 16分22秒 大城木工 →動画




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