【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

第9回うるま祭り闘牛大会

第9回うるま祭り闘牛大会


龍虎、九紋龍に完勝
うるま祭り闘牛

 第9回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会。後援・沖縄タイムス社)が18日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。普段は有料の闘牛が“無料”で見られるとあって地元の家族連れ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約2500人がつめかけた。主催者挨拶、くす玉割りなど恒例のセレモニーの後に早速対戦開始。次々に10取組が繰り広げられ、巨体激突の迫力場面に観客の目は釘付けとなった。
注目を集めた結びの一番(優勝旗争奪戦)は期待どおりの熱戦となり、会場をわかせた。攻め(九紋龍)と守り(常勝会龍虎)、対照的な両牛の対戦だったが、龍虎が九紋龍の攻めを完封し、7分19秒で完勝した。両牛、対戦開始と同時に力のこもった押し合い。速攻に定評がある九紋龍の鋭い腹取りがどこで炸裂するかが焦点だったが、龍虎は湾曲した鋭い角を九紋龍の額に当て、九紋龍の前進を食い止めた。交角し、がっぷりと組んでの押し合いでも龍虎が後退することはなく、逆に九紋龍を押し返す場面も再三。対戦開始5分がひとつの目途だったが、ここを過ぎたあたりで会場からは小さなざわめきも。観客が固唾をのんだ7分に勝負は急展開した。激しくもみ合い、腹取りの応酬となったが、戦意の鈍った九紋龍がいきなり戦列を飛び、脱兎のごとく敗走。歓声が起きる中、一瞬にして勝負に幕が下りた。龍虎は前場所の敗戦を帳消しにする見事な復活劇となった。

次回は2つの祭り闘牛が同日開催。26日(日)午後11時から読谷村むら咲むら闘牛場で読谷まつり闘牛大会、午後3時からは今帰仁村営闘牛場で今帰仁村総合まつり闘牛大会がそれぞれ予定されている。(入場無料)。

第9回うるま祭り闘牛大会

優 勝: 九紋龍
殊勲賞: 荒天真優葉
敢闘賞: アグレ琉王
技能賞: 石山来夢
特別賞: 雷神ひととせ

対戦結果 左側が勝牛
牛 名   対戦時間   牛 名
常勝会龍虎  7分19秒  九紋龍 →動画
荒天真優葉  3分13秒  石川パンダ →動画
アグレ琉王  0分55秒  長堂畜産次男坊 →動画
石山来夢  2分07秒  独眼龍正宗 →動画
雷神ひととせ  6分01秒  四代目トラムクー
ジャッキーカズトシ  18分31秒  一楓白タビ
風神27キング  12分17秒  辰会鬼若
荒吹ウルフ  1分23秒  立進龍
船田ヒーゲー  7分24秒  大福大空
楓花形  3分52秒  宗天龍

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