【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

本部海洋まつり前夜祭闘牛大会

本部海洋まつり前夜祭闘牛大会


雨中の激闘
南乃大福豪快に制す!

3日 本部多目的広場
山里パンダは楽勝!
 本部海洋まつり前夜祭闘牛大会(主催・本部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が3日午後1時から本部多目的広場闘牛場で行われた。
台風12号接近で2日遅れの開催となったが、またもや雨にたたられた。対戦開始前から降り始めた雨は時折しぶきを上げるほどの大雨となり、対戦場はまるで田んぼのように。そのまま続行となり、泥水をはねあげながらの対戦となった。牛は叩きつけるように降る雨も何のその、むしろ夏場の暑さを和らげるようなシャワー効果を楽しむかのように戦い続けた。アトラクションを含め7取組が繰り広げられたが、傘や合羽などの雨具をまとった観客の目は“熱闘”に釘付けとなった。大迫力場面では大きなどよめきが起きたが、降りしきる雨の中最後まで身じろぎもせず観戦した。
もっとも会場をわかせたのが2番戦。南乃大福と美力TONTONの対戦だったが、序盤から一進一退の押し合いとなった。対戦開始4分近くまでは完全に互角の形勢で持久戦に突入かと見えたが、ここで大福のカケ(相手の首を曲げる)技が出た。首をねじられた美力に圧力がかかりはじめ、その動きが封じられた。4分10秒、大福の圧力に屈するにように美力の体勢が崩れるや否や、なだれ込むような大福の腹取りがさく裂。一気に柵際まで押し込まれた美力に大福の留めの腹取りが決まると美力はもんどりうって一回転した。大福の勝利が確定し、闘牛士が重ね餅となった両牛を引き離した。

荒技対決で人気を呼んだ結びの一番は、山里パンダの攻勢の前にひがしやま号は防戦一方となり、わずか51秒で敗走した。パンダは今年2連勝。

次回は10日午後1時からうるま市石川多目的ドームで夏の全島闘牛大会。

本部海洋まつり前夜祭闘牛大会

 牛名      対戦時間       牛名
山里パンダ   0分51秒   ひがしやま号 →動画
南乃大福   4分44秒   美力T O N T O N →動画
松田兄弟号   9分55秒   東大力
剱 神     11分32秒   琉 桜
ファンキーゴジラ   5分30秒   飛琉王パンダ
清風パンダ     アトラクション   マエバルパンダ
琉昇天力     アトラクション   カルストチュラ

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