【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

水無月若手オールスター石川大闘牛大会

水無月若手オールスター石川大闘牛大会


激戦連発に館内湧く!
東立成号、一年ぶりの勝利
優力也、激戦を制す
若手オールスター石川大闘牛

水無月若手オールスター石川大闘牛大会


水無月若手オールスター石川大闘牛大会(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が22日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われ、県内各地からつめかけた大勢の闘牛ファンが次々に繰り広げられた11組の対戦を満喫した。
激戦連発となり、迫力場面も再三だった。その都度大歓声が起きるなど、観客は2時間余にわたって闘牛のだいご味をたっぷりと堪能した。

もっとも見ごえがあったのは、大進シャネルと優力也が激突した指名特番戦(6番戦)。今大会注目のカードだったが、両牛、期待通りの動きで場内をわかせた。鋭い角を持つ両牛、互いにこれを打ち振りながら息もつかぬ押し合いに。思わず身を乗り出す迫力場面が30秒ほど続き、観客の目は両牛に釘付けとなった。対戦開始1分過ぎ、優力也が右からのカケ押しで一気に前進すると、シャネルはもろくも後退し、あっという間に柵際に押し込まれた。体勢を崩したシャネルに優力也が間髪を入れず腹取りを決めた。二発目を逃れ、何とか向き直ったシャネルだったが、ここで戦意喪失。歓声の中、優力也に軍配が上がり、勝負に幕が降りた。

結びの一番に登場した東立成号(旧名はだだ吉三郎)はブルジュニアを下し、約1年ぶりの勝利(5戦全勝)を飾った。長期休養明けのためか、動きはやや硬かったが、終始危なげない戦い。対戦開始5分余、息が上がったブルジュニアを敗走させ、貫録勝ちした。次期王座にもっとも近いといわれる大物牛の待望の復活。今年後半の闘牛戦線の核となるだろう。

3番戦は喜友名竜力の圧勝劇。対戦開始早々から南山王を押しまくった。。南山王は、大力の圧力の前になすすべなく、ずるずると後退。
たちまち、南山王は柵際につまり、逃げ場を失った。鈍い音を立てながら竜力の強烈な腹取りが立て続けに炸裂、一瞬にして勝負が決した。

4番戦は常勝会龍虎が、大方の予想を覆す形で嘉良来亥背白に快勝した。龍虎が序盤から背白に圧力をかけ、じりじりと前に出た。
背白は反撃の機を探る展開となったが、次第に疲れ、10分を過ぎたあたりでは完全に劣勢に。対戦開始12分過ぎ、背白の疲れを確信した龍虎が渾身の力で前に出ると、背白はたまらず敗走した。

封切戦も期待にたがわぬ熱戦に。15分にわたって、一進一退の攻防を続けたが、最後はスタミナで決着。
先に疲れた一颯白タビの動きが鈍るや否や、ここを勝機とばかり、不知火一華號がなだれ込むような腹取りを決め、完勝した。


優  勝: 東立成号
殊勲賞: 喜友名竜力
敢闘賞: 不知火一華號
技能賞: 常勝会龍虎

対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名
東立成号 5分39秒 ブルージュニア →動画
新力同志号 0分51秒 トラムクーパンダ
喜友名竜力 1分18秒 南山王 →動画
嘉良来亥背白 13分05秒 常勝会龍虎 →動画
優力也 1分40秒 大進シャネル →動画
荒天心彩 0分33秒 龍二建材
レオン大力 2分52秒 南の帝王
宝主成号 0分16秒 浜川闘神王
優琉神帝王 1分54秒 山栄ミニ王
牛魔王 11分27秒 平成龍王
不知火一華 15分38秒 一颯白タビ →動画

同じカテゴリー(過去の結果)の記事