【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

G☆W祭与勝闘牛大会

G☆W祭与勝闘牛大会


龍星若獅子、激戦を制す
結びは大砲が楽勝 4日GW闘牛

 G★W祭与勝闘牛大会(主催・与勝闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が4日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。ゴールデンウィークの闘牛としては5年連続の開催となり、県内各地から闘牛ファンや観光客など約700人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。対戦開始と同時に押し合う二頭の巨体に観客の目はくぎ付けとなり、牛の動きに合わせるように思わず肩も右、左。二頭の巨体が重なるようにして柵に激突する場面など、最前列の観客がのけぞるような大迫力場面も再三だった。その都度歓声やどよめきが起き、観客は2時間余にわたって闘牛のだいご味を満喫した。

もっとも見ごたえがあったのは2番戦だった。龍星若獅子と常勝会荒鷲が期待どおりの激戦を繰り広げた。鋭い角を持つ両牛は対戦開始と同時に小刻みに角を動かしながら押し合った。1分後、荒鷲の角が若獅子の眉間にヒットし、たまらず荒鷲は柵際に後退した。若獅子はくの字になりながらこの窮地を脱出。間髪を入れず、お返しとばかり反撃の腹取りで突っ込むなど柵際の攻防は大いに会場をわかせた。その後はしばらくリング中央でもみ合いを続けたが、対戦開始3分過ぎに突然勝負が急展開した。荒鷲が右からのハネ上げで若獅子を持ち上げ、押し込もうとしたが、若獅子はうまく回り込み、またもや逆襲の腹取一発。荒鷲はこの腹取りを食い止めることができず、あっという間に敗走となり、一瞬にして勝負に幕が下りた。

結びの一番は朝戸大砲と与那嶺天王の対戦だったが、対戦開始30秒、大砲が正面から強い押し込みに出ると、天王はもろくも後退し、敗走となった。あっけない結末に場内から思わずためいきがもれたが、大砲の調子の良さが目立った一番となった。

次回は11日正午からうるま市石川多目的ドームで闘牛ファン待望の第101回春の全島闘牛大会が行われる。

G☆W祭与勝闘牛大会

優 勝: 朝戸大砲
殊勲賞: 龍星若獅子
敢闘賞: 蓮大砲
技能賞: 大福大空

左側が勝牛
牛名 対戦時間 牛名
朝戸大砲 0分36秒 与那嶺天王 →動画
龍星若獅子 3分19秒 常勝会荒鷲 →動画
八重山冠鷲 2分03秒 神風桃太郎 →動画
南星荒風パンダ 4分53秒 ミナミの帝王
長堂尾白ジュニア 0分15秒 BIGBANGひであKING
蓮大砲 7分27秒 龍勝嵐
大福大空 6分09秒 立進龍 →動画
義志久号 不戦 陣那原号
小(あずき)豆 11分31秒 とぅるるんてん
雷神永龍号 6分28秒 ましき小力

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