【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

本部闘牛大会

本部闘牛大会


闘神王、電撃勝利!

 本部闘牛大会(主催・本部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が23日午後1時から本部多目的広場闘牛場で行われた。県内各地からの闘牛ファンや地元の家族連れ、観光客など約500人がつめかけた。今年2回目の野外闘牛だったが、日射しは柔らかく時折冷風が吹く、絶交の闘牛日和に。観客は次々に繰り広げられた11組の対戦に見入り、闘牛のだいご味をを満喫した。

注目を集めた結びの一番は一瞬にして勝負が決した。圧勝したのは浜川闘神王。対戦開始早々、得意の突き技で先制するや否や、怒涛の勢いで一心力を押し込んだ。この攻めを食い止めることができなかった一心力はあっという間に柵際に。下がりながら大きく体勢を崩した一心力に闘神王が強烈な腹取りをさく裂させると、一心力は柵に激突する形で横転した。何とか窮地を脱しようとする一心力だったが、闘神王の勢いは止まらず、続けざまに二発目の腹取り。この瞬間、勝負が決まったと判断した闘牛士(勢子)が闘神王の鼻綱を引き、ようやく闘神王の猛攻が止んだ。3分以内との予想が大勢だったが、わずか19秒での決着。瞬く間の電撃速攻に会場から感嘆の声が起きたが、このところ2連敗だった闘神王はようやくスランプを脱出し、通算5勝目を上げた。
本部闘牛大会


2番戦は徳之島から来た清風力波王が与那嶺天王を下し、沖縄初場所を飾った。

本部闘牛大会


5番戦は激戦となり、場内をわかせた。
赤虎の一瞬のスキを突いた清風花形が、なだれ込むような豪快な腹取りを決め、快勝した。清風花形はデビューから2連勝。

本部闘牛大会


6番戦は徳之島からの移籍牛同士の対戦となり、激戦となったが、3分過ぎにひがしやま号(元龍剣)が渾身の力で東天龍美々を押し込み
、間髪を入れず強烈な腹取りを決め、圧勝した。

次回は30日午後1時からうるま市石川多目的ドームで石川大闘牛大会。

本部闘牛大会

優  勝:浜川闘神王
殊勲賞:清風力波王
敢闘賞:屋部貴坊小
技能賞:グーチョキパー

対戦結果 左側が勝牛

牛 名     対戦時間    牛 名
浜川闘神王  0分19秒  一心力 →動画
清風力波王  15分00秒  与那嶺天王  →動画
優力也  3分01秒  南乃大福
海斗力パンダ  10分14秒  美力TONTON →動画
清風花形  3分06秒  赤虎  →動画
ひがしやま号  3分31秒  -東天龍美々- →動画
琉桜  30分22秒  屋部貴坊小
大和産業大力  引分(15分)  松田兄弟号 →動画
優琉神帝王  5分11秒  央章
龍二建材  1分33秒  テスリ産業顔白
グーチョキパー  13分38秒  飛琉王パンダ

同じカテゴリー(過去の結果)の記事