【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

旧正月準全島闘牛大会

旧正月準全島闘牛大会

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大蛇王が新チャンピオンに!
旧正大会 軽量級王座争奪戦

旧正月準全島闘牛大会

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勝進龍復活

 旧正月準全島闘牛大会(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が2日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
闘牛界の人気実力牛が多数出場するビッグイベントとあって、県内各地から闘牛ファンや観光客など約2500人がつめかけ、大にぎわいとなった。次々に繰り広げられた9組(1組は取消)の対戦に見入り、勝負が決まる迫力場面ではどよめきや歓声が再三だった。

注目を集めた結びの一番(軽量級優勝旗争奪戦)は大蛇王がチャンピオンの琉仁謝名親方を下し、新チャンピオンとなった。戦いは親方が波状攻撃で押しまくり、これを大蛇王が重い腰で食い止める展開。観客の目を釘付けにし、両牛の動きに合わせて観客の肩も思わず右、左と揺れた。いつ果てるとも知れない熱戦は延々と続き、膠着状態だったが、対戦開始17分過ぎに勝負が動いた。スタミナを消失した親方が「舌出し」となり、ここで両牛の優劣が鮮明に。場内のざわめきが高まった20過ぎ、親方の疲れを確信した大蛇王がここを勝機とばかり、一気に押し込んだ。親方はずるずると柵際に後退。下がりながらも何とか踏ん張ろうとする親方だったが、持ちこたえられず敗走となった。この対戦は昨年6月にノンタイトルで行われたが、前回に続いて大蛇王が連勝。合い口のよさを活かした形で、ビッグチャンスを見事に掴んだ。大蛇王は
昨年徳之島から沖縄に移籍し、沖縄場所は4連勝負けなし。

もうひとつの目玉カードだった2番戦も期待通りの熱戦となり、場内をわかせた。勝進龍が強烈なカケ技で終始戦いの主導権を握り、じりじり前進する攻勢の連続。大和産業若力もよく持ちこたえたが、22分余で力尽きた。最後は、勝進龍が留めの腹取りを決め、完勝した。昨年1月3日の有望若手決戦を落とした勝進龍は13ケ月ぶりに復活(通算は2勝1敗)。4戦全勝の若力を仕留めた価値ある勝利だけに、この後上位戦線をにぎわす可能性が高まった。

旧正月準全島闘牛大会


↑ 3番戦も、激戦が続いたが、こちらは意外な決着。
武将王とミツケ紅雲ガ互角の押し合いを繰り広げ、見応え充分の展開だったが、7分過ぎ突然、武将王が戦列を飛んであっけなく勝負が終わった。 意外な幕切れに観客も唖然 、一瞬大きなどよめきが起きた。

次回は3月2日午後1時からうるま市石川多目的ドームで読谷大闘牛大会。

旧正月準全島闘牛大会

優  勝:大蛇王
殊勲賞:勝進龍
敢闘賞:ミツケ紅雲
技能賞:大城木工

対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
大蛇王 20分47秒 琉仁謝名親方 →動画
勝進龍 22分40秒 大和産業若力 →動画
ミツケ紅雲 7分41秒 武将王 →動画
徳昇龍 0分49秒 リクト
伊集若力 取消 嘉良来亥背白
琉仁謝名戦闘鬼 3分50秒 隆羽白鵬 →動画
常勝会龍虎 2分30秒 光パンダ
友羽総業ジプトン 3分21秒 伊良皆圧送頑銃桜
山田号 1分57秒 南の島の人気者
大城木工 14分16秒 雷神勇士パンダ

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