【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

胡屋闘牛大会

胡屋闘牛大会

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光希Japan逆転勝ち
白宝3連勝復活
胡屋闘牛大会=2013年7月7日

 胡屋闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が7日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
今年17回目の闘牛だったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約600人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(二組は不戦勝)を楽しんだ。いつもは涼風がふきわたる館内もめずらしく無風状態。日差しこそ完全シャットアウトされた館内だったが、いつもより蒸し暑さが増していた。これが勝負に影響したのか、10分超の対戦は1組だけで、ほとんどの対戦が10分以内の決着となった。

今大会の人気カードだった2番戦は期待どおりの激戦で会場をわかせた。軽量クラスの実力牛同士、友羽総業ジプトンと光希Japan打の対戦は序盤から息も尽かさぬ激しい押し合いに。一進一退、攻守ところを替える攻防で観客の肩も思わず右、左と揺れた。両牛、途中で息を整える静かな場面もあったが、数十秒後再び交角の音とともに嵐のような攻防。観客が固唾をのんだ2分30秒過ぎ、ジプトン鋭い押し込みからの腹取りが決まり、柵際で光希はたまらず敗走となった。勝負あったかに見えたが、くるりと体勢を入れ替えた光希がまさかの応戦。光希の気迫に押されたジプトンはたじたじとなり、ここを境に完全に攻守が入れ替わった。3分30秒、光希の鋭く湾曲したカブラー角がジプトンの額にヒットするや否や、ジプトンが脱兎のごとく敗走した。絵にかいたような見事な逆転勝ちに思わず場内から大きなどよめきが起きた。光希はデビューから4連勝となり、今後益々注目度が上がりそうだ。

結びの一番は天蛇白宝が富士大力に完勝。互いに見せ場を作り、面白い戦いとなったが、このところの両牛の状態が現れた結果となった。白宝はこれで初黒星後3連勝と完全復活。黒星先行の大力のスランプ脱出は次回に持ち越しとなった。

3番戦に登場した南武牛皇(2戦2勝)は南の大将軍を一蹴。秋の陣に向けて好調なスタートを切った。

7番戦も注目のカードだったが、大激戦の末にだだ吉優輝が冠般若を下した。

胡屋闘牛大会

優  勝:天蛇白宝
殊勲賞:だだ吉優輝
敢闘賞:龍 虎
技能賞:大城木工

対戦結果 左側が勝牛

牛 名      対戦時間       牛 名
天蛇白宝    3分02秒     富士大力  →動画
光希Japan打 3分56秒    友羽総業ジプトン →動画
南部牛皇    1分51秒     南の大将軍
大進シャネル  不 戦      マッドマックス
龍  虎     10分13秒    虎蛇ハチャー
南星大力     不 戦      勝進龍
だだ吉優輝   9分22秒    冠般若
辺土名大力皇 0分50秒     ハ ヤ テ →動画
大城木工   17分18秒     強心虎鉄
福田塗装興業 0分58秒     南星隼
宇堅原タッチュー  0分44秒  昆布嵐

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