【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

G☆W祭与勝闘牛大会

G☆W祭与勝闘牛大会


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独眼龍、快勝
2、3番戦、会場わかす!

 G☆W祭与勝闘牛大会(主催・与勝闘牛組合)が5月5日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
恒例となったゴールデンウィーク闘牛には県内各地からの闘牛ファンや観光客など約800人がつめかけた。
気温が平年より低めとなったためドーム内は快適そのもの。さわやかな風が吹き渡る中、観客は次々に繰り広げられた9組(1組は取消)の対戦に見入った。勝負が決まる迫力場面ではどよめきや歓声の連続となり、観客は闘牛のだいご味をたっぷりと堪能した。

徳之島で活躍し、沖縄移籍初戦となった朝戸大砲が出場した結びの一番は対戦相手の常勝会天電の闘志不足で大砲がわずか6秒で楽勝。大砲お目当てのファンをがっかりさせたが、2番戦、3番戦が期待以上の激戦となり、見事な穴埋めとなった。2番戦(屋慶名昭和20年生号と独眼龍政宗が対戦)は、政宗の激しい攻めを20年生号が食い止める展開。これまで遅攻型のイメージが強かった政宗が対戦開始早々からエンジン全開で前へ、前へと押しまくった。体重で30kg優る20年生号だったが、何度も振り回され、後退の連続となった。体をくの字に曲げる場面もたびたびでまさに防戦一方。政宗の猛攻は切れ目なく2分余も続き、重い腰の20年生号もさすがに息が上がった。対戦開始2分30秒、20年生の疲れを見て取った政宗が20年生号の右側にすばやく回り込み、間髪を入れず強烈な腹取り一発。スタミナを消耗していた20年生号はこれを残せず敗走となった。政宗は前場所に続き2連勝。このところスランプ気味だったが、脱出が鮮明となった。

3番戦の龍星若獅子も神鷲パンダにワンサイドの攻め。3分でなだれ込むような豪快な腹取りを炸裂させ、圧勝を収めた。

G☆W祭与勝闘牛大会



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