【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

春の選抜大闘牛大会

春の選抜大闘牛大会
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だだ吉、荒富士に快勝!
有望決戦を制し、3連勝

 春の選抜大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が10日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
県内各地からの闘牛ファンや観光客など約1300人がつめかけた。次々に繰り広げられた10組の激戦に見入り、勝負がつく迫力場面では歓声や拍手が再三だった。
もっとも見ごたえがあったのはファイナルマッチ。実力上位グループ入りをかけて有望大型牛同士(豪剣荒富士とだだ吉三郎)の激突だったが、期待に違わぬ大激戦で観客を魅了した。

両牛、対戦開始と同時に押し合いとなり、リング(対戦場)中央で激しくもみ合った。序盤は一進一退、互角の攻防だったが、40秒過ぎたあたりから吉三郎の優勢が鮮明となった。
カケ技を荒富士に決めると、その動きが止まった。時折、荒富士がカケ技をふり払うように頭を上げると吉三郎は下からハネ上げるような強烈な押し込み一発。
終始吉三郎が前に圧力をかけ続け、荒富士が持ちこたえる展開となった。両牛の息づかいが荒くなり、観客がかたずを飲んだ5分過ぎに戦いは急展開した。
吉三郎がカケ押しでぐいぐいと前に出ると、荒富士はずるずると後退。吉三郎、ここを勝機とばかり荒富士の横腹めがけて飛び込むと荒富士はたまらず敗走となった。
有望決戦を制した吉三郎は3戦全勝。内容のあるいい勝ち方だっただけに、ファンの間では早くも“全島一”を狙える器との声しきりだった。

2番戦のゆかり号は赤とんぼを一蹴し、元チャンピオンの実力を見せつけた。

次回は17日午後1時からうるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。

春の選抜大闘牛大会











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