２０１３新春石川大闘牛大会
迫力場面の連発にわいた新春石川大闘牛
封切戦＝石川イベント広場
迫力場面の連発
石川大闘牛 荒富士、激戦を制し、３連勝
２０１３年闘牛の幕開けを飾る恒例の”三が日闘牛”（沖縄タイムス社後援）が今帰仁村とうるま市で行われた。県内各地からの闘牛ファンや観光客など大勢の観客がつめかけ、次々に繰り広げられた熱戦を満喫した。
新春石川大闘牛（主催・石川闘牛組合）は二日午後１時からうるま市石川多目的ドーム（屋根付き全天候型）で行われ、つめかけた約１７００人の観客が１０組の対戦を楽しんだ。熱戦続出となった前日の新春北部と対照的にこちらは短期決戦のオンパレードとなった。４分以内の短期決戦が８番も出て、快ペースの進行となったが、勝負が決する場面はどれもこれも迫力満点の決着。二頭の巨体が重ね持ちで柵に激突し、金属製のサクがしなる場面では前列の観客が大きくのけぞるスリリングなシーンも再三だった。
今年一番の出世を競うと注目を集めた結びの一番は豪剣荒富士と金功重機花形が対戦開始と同時に攻守ところ替える大激戦を繰り広げ、会場をわかせた。ゴキン（両牛のぶつかる音）、ゴキンと鈍い音を立てながら両牛の息つく間もないすさまじい攻防に観客の肩も思わず右、左。砂煙を巻き上げる攻防は２分３０秒ほど続いたが、さすがに両牛ここで一服。十数秒の小競り合いの後再び火を噴くような激しい押し合いとなったが、３分過ぎ、金功重機花形の突然足元が乱れた。やや後退加減となり、ひと呼吸置くやいなやいきなり横跳びで敗走。間を置かず、どっと場内にどよめきが起き、豪剣荒富士の勝利が決まった。大型牛（１１００kg）の豪剣荒富士は３戦全勝。昨秋（１１月）の全島でも勝ち上がっており、有望対決を制したことで５月春の全島では大きな注目を集めることになりそう。
その他では２番戦のaj（旧名戦闘ハブ）、３番戦の徳之島から移籍した戦闘大主、４番戦の荒岩台風の動きの良さが光り、次戦ではかなり期待できる内容。
明日３日は午後１時から石川イベント広場で、三が日闘牛の締めとなる新春南部大闘牛大会が行われる
新春石川大闘牛大会
優 勝：豪剣荒富士
殊勲賞：a j
敢闘賞：川風三銃士
技能賞：隆羽白鵬
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
豪剣荒富士 ３分３５秒 金功重機花形 →動画
a j ０分４０秒 荒龍竹ヌ又 →動画
戦闘大主 ２分５６秒 琉球美宝
荒岩台風 ０分２４秒 花夢美神 →動画
隆羽白鵬 ６分３０秒 れもん一瑠
松田竜神 ２９分０２秒 神鷲号
川風三銃士 １４分４３秒 雷神勇士パンダ
魁闘勇志三代目 １分４４秒 雷神寅次郎
飛 龍 ２分０５秒 長堂畜産次男坊
幸みゆき仁風 ０分２０秒 蹴球小僧 →動画
