胡屋闘牛大会
冠鷲、快勝!
無傷の4連勝成る
勝進龍、復帰後初白星!
上位戦線へ高々とのろし
7番戦は虎蛇ハチャーが圧勝!
胡屋闘牛大会(主催・胡屋闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が21日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
今年最後の闘牛となったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約600人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。激しく押し合う2頭の巨体に観客の目は釘付けとなり、勝負が決まる迫力場面ではどよめきや歓声が再三だった。
注目を集めた結びの一番(八重山冠鷲とアグレ琉王が対戦)は期待どおりの激戦となり、会場をわかせた。両牛の動きに合わせて観客の肩が小刻みに揺れる攻防だったが、終始攻勢を取り続けたのは冠鷲。琉王にカケ技(首をねじる)を決め、前へ、前へと押して出た。この圧力の前に琉王は反撃のチャンスをつかむことができず、次第に防戦一方となった。3分過ぎ、満を持すように冠鷲が鋭く押して出ると、琉王たまらず敗走となった。3分30秒の短い攻防だったが、中身は十分。これで冠鷲はデビューから4戦全勝、次戦は一段と期待を集めることになりそう。
2番戦に登場した勝進龍(徳之島から帰還)は予想どおりの強さを発揮し、みらくる大力に完勝した。時計こそ8分余かかったが、内容はほぼワンサイドの攻め、最後は豪快な腹取りで締めた。通算戦績を4勝1敗とし、上位戦線に割り込んでいくのは確実な情勢となった。
次回は2015年闘牛の幕開けとなる“三が日闘牛”。3連発となり、元旦午後1時から今帰仁村営闘牛場で新春北部闘牛大会、2日(新春音牛大闘牛大会、午後2時)と3日(新春オールスター大闘牛、午後1時)はうるま市石川多目的ドームで行われる。
胡屋闘牛大会
優 勝:八重山冠鷲
敢闘賞:勝進龍
技能賞:キング
対戦結果 左側が勝牛
牛 名対戦時間牛 名
八重山冠鷲3分30秒アグレ琉王 →
動画
勝進龍8分04秒みらくる大力 →
動画
海斗力パンダ0分54秒友羽卓龍
大進彩風0分05秒宜野湾花形
キング4分21秒南星神風
南星マムシ不戦武装大力
虎蛇ハチャー1分00秒龍 剣 →
動画
福田塗装トップガン2分18秒西表山牛
昆布花形6分19秒城北花形
大進白狼7分39秒鉄腕アトム →
動画
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