【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

まつり闘牛2本立

 10月恒例の「まつり闘牛」が25日読谷村と今帰仁村で闘牛が行われた。
“入場無料”が広く知られている名物大会とあって大勢の観客がつめかけた。次々に繰り広げられた巨体激突に観客の目はくぎ付けとなり、勝負が決まる迫力場面では歓声やどよめきが再三だった。

第18回読谷まつり闘牛大会(主催・読谷まつり実行委員会)は午前11時からむら咲むら闘牛場で行われた。9組の対戦(1組は不戦勝で2組は勝敗なしのアトラクション)だったが、10分を超えたのは1組で他は5分以内の短期決戦。小気味いい快テンポの進行となったが、結びの一番(優勝旗争奪戦:伊良皆圧送一直線 対 松力隆丸)は熱戦となった。先手で攻めたのは一直線。小刻みな突き、割りを交えてカケ押しで何度も前に出た。この攻勢で隆丸は下がる場面が目立ったが、4肢を踏ん張り、必死の防戦。時折、下向きに生えたカブラーを巧みに使っての“はね上げ”で応戦した。隆丸が柵際まで下がることはなく、まさに一進一退の攻防に。両牛の横腹が波打ち、息遣いが荒くなった7分過ぎに勝負が急展開した。一直線が前に出ようとした瞬間、同時に隆丸の強い押し込みがさく裂した。これがタイミングのいいカウンターとなり、攻め疲れの出ていた一直線はあっけなく敗走。隆丸に勝利が転がり込んだ。徳之島で中量級王座に挑戦した経歴を持つ古堅モータース黄龍は2番戦に登場。ベテラン実力牛の荒波を6分余で下し、沖縄初場所を飾った。

第6回今帰仁まつり闘牛大会(主催・今帰仁まつり実行委員会)まつりの各イベントに繰り出した家族連れや観光客などが続々とつめかけ、手狭な闘牛場は満席となった。7組(2組はアトラクション)の対戦だったが、こちらも短期決戦が目立った。結びの一番(豪剣美龍 対 へーばる号)は、両牛互いに闘志不足で、なかなか組み合わず、対戦開始1分余で引分の判定が下された。2番戦(貴鶴ゴバヌー 対 戦闘ムサシ)がその穴を埋めた。両牛、序盤は緩やかな押し合い。互いの出方を探る動きが続いたが、2分過ぎから一気にヒートアップした。リング中央で腹取りの応酬となったが、次第にゴバヌーの攻勢が鮮明となった。対戦開始3分過ぎ、柵際に後退したムサシが苦し紛れの首持たせに出ると、ゴバヌーはこれを振り払うようなはね上げでからの強烈な押し込み一発。体勢を崩されたムサシはたまらず敗走となり、一瞬して勝負に幕が降りた。次回は闘牛ファン待望の第104回秋の全島闘牛大会が11月8日正午からうるま市石川多目的ドームで行われる。

第18回読谷まつり闘牛大会


優 勝:松力隆丸

対戦結果 左側が勝牛

牛 名  対戦時間  牛 名

松力隆丸  7分39秒  伊良皆圧送一直線 →動画

古堅モータース黄龍  6分13秒  荒 波 →動画

東昇アコー  0分35秒  走れコータロー

優木神  0分04秒  松田竜神

戦桃虎丸  16分20秒  リカちゃんパンダ

渡具知一力  不戦  森根号

天蛇ヒラー  3分13秒  古堅くん

古堅モータース白龍  引分  山中組大王

英 雄  引分  友愛ちゃんのパンダ


第6回今帰仁村まつり闘牛大会

敢闘賞:貴鶴ゴバヌー
技能賞:優勝旭

対戦結果 左側が勝牛

牛 名  対戦時間  牛 名

豪剣美龍  引分(1分08秒)  へーばる号

貴鶴ゴバヌー  3分19秒  戦闘ムサシ →動画

闘魂風牙  14分26秒  央 章

優勝旭  3分31秒  城琉桜

清風白虎  3分56秒  酒鬼好き

当間畜産三号  アトラクション  どなん大力

貴鶴花形  アトラクション  富平号