【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

第10回うるま祭り闘牛大会

第10回うるま祭り闘牛大会


タイガー、激戦を制す!

うるま祭り闘牛にぎわう

第10回うるま祭り闘牛大会(主催・うるま祭り実行委員会。後援・沖縄タイムス社)が18日午後2時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
迫力満点の闘牛が無料で見られる人気メニューとして定着しているため、地元の家族連れ、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約3000人がつめかけた。会場を往復のシャトルバスが運行するなど会場周辺は大にぎわい。主催者挨拶、くす玉割りなど恒例のセレモニーの後に対戦の火ぶたが切られ、次々に10取組が繰り広げられた。巨体激突に攻防に観客の肩が何度も右、左と揺れ、勝負が決まる迫力場面ではどよめきや歓声の連続だった。

注目を集めた結びの一番(優勝旗争奪戦)は期待どおりの熱戦となり、会場をわかせた。天心タイガーと康荒一撃の対戦は、序盤から息もつかさぬ激しい押し合いとなり、観客の目をくぎ付けにした。先に攻めたのは康荒一撃。対戦開始1分30秒過ぎ、下からの“はね上げ”でタイガーの体勢を崩すと、一気の押し込みに出た。この強い押し込みを残せず、タイガーはあっという間に柵際に。間髪を入れず一撃の腹取りが決まり、ここで勝負あったかに見えた。しかし、留めとなる二発目を免れたタイガーが必死に体勢を持ち直し、再びリング中央へ。その後も押し合いが続いたが、終始攻勢を取り続けたのは一撃だった。再三再四、タイガーをあと一歩のところまで押し込んだが、タイガーは驚異的な二枚腰で何度もこの窮地脱出。対戦開始10分を超え、勝敗は形勢不明となったが、12分過ぎに勝負が急展開した。攻め疲れの出た一撃の足が鈍り、逃げ腰となったのをタイガーが見逃さず、飛び込むような「腹取り」一発。たまらず一撃が敗走し、一瞬にして勝負に幕が降りた。タイガーは徳之島からの移籍牛だったが、沖縄初勝利を飾り、通算成績を2勝1敗とした。対戦の動画を見ることができます。
 
次回は2つの祭り闘牛が同日開催。25日(日)午後11時から読谷村むら咲むら闘牛場で第18回読谷まつり闘牛大会、午後3時からは今帰仁村営闘牛場で今帰仁村総合まつり闘牛大会が予定されている。いずれも入場無料。



第10回うるま祭り闘牛大会

優 勝: 天心タイガー
殊勲賞: 九紋龍
敢闘賞: 雷神K I D
技能賞: 一颯白タビ
特別賞: 六代目魁闘勇士アコー

対戦結果 左側が勝牛

牛 名  対戦時間  牛 名

天心タイガー  12分46秒  康荒一撃 →動画

九紋龍  14分19秒  大清号 →動画

一颯白タビ  9分36秒  常勝会稲妻

常勝会鬼若  0分05秒  幸 龍

六代目魁闘勇士アコー  6分57秒  荒吹ウルフ

風神盛福  不戦  アントニー

楓花形  不戦  大黒龍パンダ

雷神K I D  9分22秒  アントマン

闘将荒鷲  5分35秒  長堂畜産ゴールド

美光トガイー  1分06秒  琉神トガイー


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