【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

2015新春音牛大闘牛大会

川風倫太王、快勝!
2日新春牛大闘牛
2015新春音牛大闘牛大会



2日恒例の新春大闘牛はうるま市石川多目的ドームで行われた。
今年は新春企画として大会名も新春音牛大闘牛大会(主催・石川闘牛組合)と銘打ち、ユニークな大会となった。闘牛終了後に音楽(上江洲清作コンサート)が楽しめるとあって、常連の闘牛ファン以外に若者グループが多数つめかけ、会場は約1500の観客でにぎわった。闘牛は2時に対戦の火ぶたが切られ、9組の対戦(1組は不戦勝)が次々に展開された。長期戦連発となった前日の北部大会とは様相が一変し、こちらは短期決戦(10分以内が8組)のオンパレードに。小気味良いテンポで快調に番組が進み、勝負が決まる迫力場面では歓声やどよめきが何度も起きた。

今大会の目玉カードだった結びの一番は期待どおりの激戦となり、会場をわかせた。川風倫太王と清風花形が対戦開始と同時に火花が散るような激しい押し合いを演じ、観客の目は両牛に釘付け。2分過ぎまでは互角の攻防だったが、次第に攻勢を強めたのは倫太王。得意の右からのカケ押しでぐいぐいと前進すると、清風が後退する場面が増えた。清風は首を捻じ曲げられながらも必死の防戦。しかし、柵際近くまで後退させられる場面も再三で、5分過ぎからは倫太王が完全に戦いの主導権を握った。勝負が決まったのは8分過ぎ。じりじりと柵際に追い詰められ、逃げ場を失った清風がたまらず戦意を失くして敗走した。場内に大きなどよめきが起きたが、見ごたえ十分の大一番だった。倫太王は徳之島からの移籍牛で沖縄入り4連勝。

2番戦は武将王がベテラン実力牛の荒波の押し込みを割り技で完封。6分余で荒波をギブアップさせ、快勝を収めた。

新春音牛大闘牛大会

優  勝:川風倫太王
殊勲賞:武将王
敢闘賞:武捷龍
技能賞:不知火一華號

対戦結果 左側が勝牛
牛 名     対戦時間     牛 名
川風倫太王  8分46秒  清風花形 →動画
武将王     6分06秒  荒波 →動画
不知火一華號  6分13秒 松力隼 →動画
嘉良来亥背白  不戦勝  石川花形
武捷龍    16分53秒  雷神ひととせ
常勝会鬼若  1分00秒  大黒龍 →動画
魁闘勇士号  0分16秒  一本槍パンダ
龍剣      4分49秒  石川成立号
一楓白タビ  0分18秒  荒吹ウルフ
三和ハウス星力王  4分36秒  松田赤鬼


明日3日は三が日闘牛の締めとなる新春オールスター大闘牛大会が午後1時から石川ドームで行われる。


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