【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

具志川闘牛大会

具志川闘牛大会



結びの戦闘大主は楽勝

 具志川闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が25日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
県内各地からの闘牛ファンや観光客など約500人がつめかけ、出場牛20頭による10組の対戦を楽しんだ。激戦連発となり、火花散る巨体激突の迫力場面を延々3時間にわたって堪能した。

2番戦は期待どおりの激戦で会場をわかせた。共に徳之島から移籍し、沖縄でも結果を出している荒天真優葉と龍MAXうら庭号の対戦だった。両牛、時間をかけたにらみ合いの後、序盤は小刻みな動き。対戦開始3分過ぎまでは緩やかな押し合いで、互いに相手の出方を見る展開だったが、4分40秒過ぎたあたりで戦況は一気にヒートアップ。激しい押し合いの中でバランスを崩した真優葉にMAXの腹取りが決まるかに見えた。しかし、真優葉は必死の防戦でこの窮地を脱出。リング中央までMAXを押し返し、反撃の機を伺った。MAXはこの攻防でスタミナを使い過ぎたのか、ここを境に、逆に真優葉が押し気味に戦いを進めた。対戦開始7分、真優葉がじりじりと前に出ると、それまで踏ん張っていたMAXが脱兎のごとく敗走。最後はあっけなく勝負に幕が降りたが、見ごたえ十分の攻防だった。

3番戦も攻防あふれる激戦に。
終始攻めたのは九紋龍。兼城角白は防戦一方となったが、何度も持ちこたえた。逆転の機を伺っていたが、九紋龍の攻めは止まず、7分59秒で腹取りを決められて横転。何とか立ち上がったが、ついに闘志が萎え敗走となった。

4番戦の一発逆転白竜王(デビュー戦)も序盤から猛攻の連続。対戦相手の南星荒風パンダに反撃の間を与えず、わずか2分余で大勝した。

6番戦に登場した風神ボロジノ(徳之島名はボロジノ娘)は徳之島から移籍初場所だったが、辰巳親分に7分余で豪快な腹取りを決め、圧勝した。

結びの一番は、馬天白皇の闘志不足で戦闘大主が楽勝。1月の敗戦からの復活がかかっていた大主にはタナボタの白星となったが、これが妙薬となり、再び上位戦線での活躍が期待される。

具志川闘牛大会

優  勝: 戦闘大主
殊勲賞: 荒天真優葉
敢闘賞: 牛頭若力
技能賞: 九紋龍

対戦結果 左側が勝牛
牛 名   対戦時間   牛 名
戦闘大主   0分10秒   馬天白皇 →動画
荒天真優葉   7分12秒   龍MAXうら庭号 →動画
九紋龍   7分59秒   兼城角白 →動画
一発逆転白竜王   2分12秒   南星荒風パンダ →動画
牛頭若力   25分54秒   彪雅大力
風神ボロジノ   7分51秒   辰巳親分 →動画
荒吹点天    2分55秒   ましき小力
有心大三元   3分05秒   未和樹号
武(サムライ)士   0分43秒    なんくるないさ花形
      とぅるるんてん   29分12秒   男気みせろグーチョキ・パーンダ



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