【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

具志川若手大闘牛大会

具志川若手大闘牛大会

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剛修若虎、熱戦制す!

八重山冠鷲は豪快腹取りでデビュー戦飾る

具志川若手大闘牛


 具志川若手大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が12月1日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
今年最後の闘牛となったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約800人がつめかけ、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。
対戦時間は様々だったが、砂煙をあげて激しい押し合いの末に負けた牛が脱兎のごとく敗走する場面の連続。勢い余って観客席に飛び込まんばかりの迫力となり、会場は何度も大歓声に包まれた。

もっとも迫力があったのは4番戦。八重山冠鷲と風神帝王が激しい押し合いを演じ、観客の肩も思わず右、左と揺れた。互角の攻防だったが、2分過ぎ突然のひるみを見せた帝王が逃げ腰となるや否や、冠鷲が飛び込むような腹取り一発。これがものの見事に決まり、帝王は柵に叩き付けられ、一瞬にして勝負に幕が降りた。

大型有望若手対決で注目を集めた結びの一番は剛修若虎が雲龍優輝號を下した。対戦開始2分20秒、若虎が優輝號を柵際に押し込み、腹取りを決めたが、これは優輝號が残して再びリング中央へ。その後一進一退の大熱戦となったが、最後に力を振り絞ったのは若虎。16分過ぎ、それまでのこう着状態を振り払うように若虎が右からのカケ押しで優輝號を攻めると、疲れた優輝號は力尽きるように敗走した。

具志川若手大闘牛大会


↑ 3番戦は徳之島で活躍していた伐折羅天龍と荒天真優葉の対戦だったが、8分余に渡る激戦を制したのは真優葉。
腹取りの応酬となり、見応え十分となったが、先に疲れたのは天龍、8分過ぎいきなり戦列を飛び、敗走となった。
真優葉が追い打ちをかけ、最後はあっけなく勝負が決した。

徳之島から来た4戦全勝の大物有心富士若は2番戦に登場したが、対戦相手の突撃黒王が戦意なく、不戦勝。お披露目がかなわず場内から思わずため息がもれた。

次回は年明け恒例の「三が日闘牛」。今帰仁村営闘牛場(元旦)うるま市石川多目的ドーム(2、3日)で3大会が予定されている。開始時間はいずれも午後1時。

具志川若手大闘牛大会

対戦結果 左側が勝牛

牛 名     対戦時間   牛 名
剛修若虎  16分57秒  雲龍優輝號 →動画

有心富士若  不戦  突撃黒王 →動画

荒天真優葉  8分26秒  伐折羅天龍 →動画

八重山冠鷲  2分21秒  風神帝王 →動画

常勝会綺羅星  4分17秒  松田赤鬼

兼城角白  3分04秒  阿朱羅

常勝会新風  5分15秒  それいけ龍己会

荒吹点天  3分50秒  大福大空 →動画

雷神勇志パンダ  30分01秒  立進龍 →動画

祐太小力  17分14秒  グーチョキパー


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