第100回秋の全島闘牛大会
迫力場面続出となった第100回秋の全島闘牛大会 写真は6番戦(戦闘大主に腹取りを決められ、柵に担ぎあげられた雷神丸。クリックで動画へ
古堅モータース☆若力が初防衛!
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軽量級は琉仁謝名親方
第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が11日うるま市石川多目的ドームで行われた。
闘牛界のオールスターが出場するビッグイベントとあって対戦開始2時間前から続々と観客がつめかけた。定刻前に入場者は約5000人に膨れ上がり、普段は利用しない2階席にまで観客があふれた。主催者や来賓のあいさつなど恒例のセレモニーの後早速対戦開始。13番戦を皮切りに次々に対戦が繰り広げられた。勝負が付く場面では敗走する牛が勢い余って観客席に飛び込まんばかりの大迫力。そのたびに大歓声が起き、観客は延々3時間半にわたって闘牛のだいご味を堪能した。
注目を集めた3つのタイトルマッチ(全島一、中量級、軽量級)は全階級チャンピオンの防衛となった。最強牛を決める全島一優勝旗争奪戦(王座古堅モータース☆若力と大屋若大将)は、対戦開始と同時に力のこもった激しい押し合い。攻勢を取ったのは若力。左、右と相手の首をねじりながらじりじりと押して出た。闘牛界随一を誇る巨漢(1150kg)の圧力はすさまじく、2分過ぎからは若大将が体をくの字に曲げる場面が再三。必死の防戦で若大将のスタミナはみるみる消失し、対戦開始3分40秒でたまらず敗走した。若力は初防衛。
中量級タイトルマッチは観客の肩が右、左と揺れる大激戦に。一進一退の攻防で勝敗の行方が混とんとしたが、最後に力を振り絞ったのはチャンピオンのハヤテだった。完全に疲れて(舌出し)、一瞬ひるんだトガイーに飛び込むような腹取りを決めて勝利をもぎとった。ハヤテは9戦全勝で4回目の防衛。
軽量級も手に汗握る激戦で会場をわかせた。チャンピオン琉仁謝名親方が水平に湾曲した角で龍天龍鬼丸を攻めまくった。時折、鬼丸も反撃のカケ押しで対抗したが、親方の攻勢はやまず、対戦開始5分57秒で鬼丸を敗走させた。親方は初防衛。
次回は24日午後1時からうるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。
第100回秋の全島闘牛大会
優 勝:古堅モーターズ☆若力
殊勲賞:徳 昇 龍
敢闘賞:ダダ吉優輝
技能賞:龍天龍鬼丸
対戦結果 左側が勝牛
牛 名 対戦時間 牛 名
古堅モーターズ☆若力 3分54秒 大屋若大将 →動画
闘将ハヤテ 14分13秒 蜂男トガイー来夢 →動画
琉仁謝名親方 12分59秒 龍天龍鬼丸 →動画
武 将 王 5分57秒 けんたろう →動画
徳 昇 龍 9分29秒 雷電若力 →動画
戦闘大主 4分36秒 雷 神 丸 →動画
大 蛇 王 14分07秒 不 動 心 →動画
梨 夢 神 3分00秒 徳田若力 →動画
山里シーサー 1分19秒 魁闘勇士ジュニアー →動画
結愛ちゃんトガイー 2分24秒 武装戦線牙狼 →動画
伊集若力 6分29秒 長堂畜産次男坊
ゆうり鬼若 11分00秒 寿 北 斗
ダダ吉優輝 20分19秒 川風三銃士