【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

沖縄本土復帰40周年記念大闘牛大会

沖縄本土復帰40周年記念大闘牛大会
     柵際で明笑莉夢神(右)に腹取りを決める毅龍。=うるま市石川多目的ドーム=

毅龍、激戦を制す

 沖縄本土復帰40周年記念大闘牛大会(主催・石川闘牛組合)が27日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた。
県内各地からの闘牛ファン、観光客など約1200人がつめかけ、復帰の頃にはなかった全天候型ドームでの快適な観戦となった。あらためて長い年月の流れを感じさせる一日となったが、主催者あいさつなどのセレモニーの後に対戦開始となり、次々に9組(1組は不戦勝)の激戦が展開された。

もっとも見ごたえがあったのは結びの一番前に行われたスペシャル戦。徳之島松原代表の明笑莉夢神(めいしょうりむじん)と毅龍(きりゅう)が手に汗握る攻防で場内をわかせた。先手で攻めたのは明笑莉夢神。飛び込むような突き押しで波状的に毅龍を攻め立て、毅龍の動きが止まる場面も再三だった。間断なく続く明笑莉夢神の攻撃で守勢の連続となった毅龍だったが、懸命に持ちこたえながら勝機を待った。明笑莉夢神の攻めの激しさに観客が固唾を呑んだ4分過ぎ、まさかの展開となった。動きが一段と鋭くなり、ここから最後の力を振り絞るかと見えた明笑莉夢神が目にもとまらぬ速さで横っ跳び。傍らにいた闘牛士(勢子)が危うく巻き込まれるほどの勢いでわき目も振らず敗走した。場内から大歓声が起きる中、猛追した毅龍の腹取りが決まり、激戦に突然幕が下りた。毅龍は通算成績を4勝1敗とした。

結びの一番は次期チャンピオンの呼び声高い東山優武勝が登場したが、対戦相手ミスターXが戦意不足で交角するや否やすぐに敗走し、東山優武勝が楽勝した。東山優武勝は8戦全勝。

次回は6月3日1時からうるま市石川多目的ドームで具志川闘牛大会。

沖縄本土復帰
40周年記念大闘牛大会


優  勝: 東山優武勝
殊勲賞: 毅 龍
敢闘賞: ドラゴンMAX
技能賞: 大福トガイ

対戦結果 左側が勝牛

牛 名     対戦時間     牛 名

東山優武勝   0分03秒   ミスターX

毅 龍   4分35秒   明笑莉夢神 →動画

それいけ台風   1分40秒   闘天大名→動画

だだ吉太郎   6分27秒   金功重機流星力 →動画

トラムクー侍   2分11秒   明清男爵

大福トガイ   10分09秒   蹴球小僧 →動画

YMTフレンズ笑心隼   1分57秒   北琉パンダ

隆羽白鵬    不戦   昭和56年生号

ドラゴンMAX   20分04秒   嘉良来亥號

みゆき仁風   5分45秒   突撃ミサイル

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