【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

新春大闘牛大会(2012)

新春大闘牛大会(2012)
      9番戦の攻防
      神風桃太郎(右)の攻めを食い止める岩光力 

優武勝が7連勝!
山岳びら敗れる

1月2日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われた新春大闘牛大会(主催・宜野湾闘牛組合)も激戦、熱戦の連続で場内がわいた。

10取組中対戦時間が5分以内の短期決戦が5組もあり、小気味いい快テンポの進行。敗走する牛が柵際の土手に乗り上げる場面も再三でその都度会場は大歓声に包まれた。観客は延々3時間わたって闘牛のだいご味を堪能した。

注目を集めた結びの大一番は東山優武勝がシュン大将に圧勝し、人気実力牛の真価をまざまざと見せ付けた。対戦開始後しばらくはシュン大将が押し込む場面もあって、激戦必至かと思われたが、30秒過ぎに戦況は一気に転換。それまで前へ前へと出ていたシュン大将が突然横跳びし、脱兎のごとく敗走した。ここが勝機と優武勝が猛然とダッシュ。シュン大将はあっという間に柵際に運ばれ、間髪を入れず優武勝の強烈な腹取りが決まった。優武勝は無傷の6連勝。

見ごたえ十分だったのは9番戦だった。序盤、神風桃太郎の猛攻で大きく体勢を崩しながらも必死に防戦した岩光力に場内から思わず拍手の嵐。これにこたえるかのように岩光力の動きが力強さを増していった。8分余、攻め疲れた桃太郎の戦意が鈍るや否や、待ってましたとばかりに岩光力が腹取りをさく裂させると桃太郎はわき目も振らず敗走した。見事な逆転勝ちに会場はわきにわいた。

明日3日は午後1時から三が日闘牛の締めとなる新春南部闘牛大会がうるま市石川多目的ドームで行われる。


新春大闘牛大会

優 勝: 東山優武勝
殊勲賞: 丸石白龍
敢闘賞: 闘天大名
技能賞: 龍天龍鬼丸
対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名
東山優武勝  1分13秒   シュン大将 →動画

丸石白龍  3分09秒  山岳びら →動画

闘天大名  23分29秒  神村暖流 →動画

戦闘HABU   3分13秒  南国赤桜 →動画

けんたろう  11分14秒  赤虎隼

龍天龍鬼丸 1分05秒  牛頭若力 →動画

明清男爵     10分05秒  光 山

岩光力   8分37秒   神風桃太郎 →動画

それいけ白龍  2分10秒  大屋クワァサピー

幸みゆき仁風  11分11秒  46白タビ

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