【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

屋慶名闘牛大会

“口蹄疫”関連で開催自粛が続いていた闘牛は情勢が好転したため8月から再開される。
8月は3回の開催が予定されているが、その第1弾屋慶名闘牛大会
(主催:与勝・新屋慶名闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が8月1日午後1時から
うるま市与那城の屋慶名闘牛場で行われる。
屋慶名では2007年12月以来2年8ケ月ぶりの闘牛。
屋慶名は第二次大戦前から闘牛が盛んな地域で戦後の闘牛復活にも大きく貢献した。
昔ながらの素朴な闘牛場ならではの絶妙な雰囲気は格別な味わいがある。
屋内型闘牛全盛の今日、希少価値となった「野外闘牛」が満喫できそうだ。
上位3組の対戦で激戦を期待したい。


入場料は大人2500円、中高生1000円。

屋慶名闘牛大会
20勝目に虎視眈眈の嵐気流

屋慶名闘牛大会
ツキ技決まれば、復活の白星!大勝神龍

「シー1番」 嵐気流 対 大勝神龍。

古豪嵐気流(19勝7敗)は5月の全島以来。金功重機号と20分に渡る大激戦の末に敗れ、名うてのスタミナ牛にも衰えが見えたような気がした。しかし、地力はまだハイレベルを維持していると見られ、闘争心に陰りがなければ今回待望の20勝を手にできそうだ。大勝神龍はどの対戦も奮戦はするが、このところの状態は全盛時のものではない。ただ、今回体重で大きく優るのはチャンス。一発怒涛の押し込みが決まれば久々の白星となりそう。

「シー2番」 南星ガサミ 対 古堅花形。

南星ガサミは徳之島からの移籍牛で通算5勝2敗の戦歴。水平に湾曲したカニ角を活かした速攻に定評がある。しかし、守勢に転じた場合にややもろい面があり、「展開」に影響されるタイプ。序盤から積極的に飛ばし、有無を言わさぬ決着となるかどうか。古堅花形は旧名が松田三号で徳之島、四国、沖縄と転戦を続けるベテラン牛。2008年に沖縄入り後は暴れん坊に負け、大屋一撃、VIPマルシンに勝っている。こちらは攻守兼備で安定感のある戦いで勝機には畳みかけるような集中力も見せる。序盤に予想されるガサミの猛攻を持ちこたえれば白星が見えてきそうだ。

「シー3番」 長堂畜産悠人号 対 天願トガイー。

天願トガイーは初場所。体格に恵まれ、力が出そうな雰囲気があり、注目したい。悠人号は惜敗が続いているが、今回はデビュー牛相手に数戦のキャリアをここで活かしたいところ。

屋慶名闘牛大会

平成22年8月1日(日)午後1時より
うるま市屋慶名闘牛場

主催:与勝・屋慶名闘牛組合 
後援:沖縄タイムス社

紅組 番付 白組
嵐気流 1 大勝神龍
南星ガサミ 2 古堅花形
長堂畜産悠人号 3 天願トガイー
小鉄花形 4 ギネス信号
東石川ボーヌー 5 ドラゴンレッド
武 将 6 義志久一号
美佐剛力 7 上地花形
恩納号 8 ゲッターボーイ
小次郎 9 大福トガイー
神風桃太郎 10 松堂一号

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