【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

具志川花形大闘牛大会

具志川花形大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合)で30日午後1時から
うるま市の石川多目的ドームで行われた。

県内各地からの闘牛ファンや観光客など約700人がつめかけ、
次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。
オープニングセレモニーは上海万博に出演予定の「平良川結太鼓」よる勇壮な演舞。
館内を揺るがす大音響が存分な“景気付け”となり、激戦のオンパレードとなった。
重ね餅となった2頭の巨体が観客席に飛び込まんばかりの勢いで柵に激突する場面では
一際大きな歓声が起きるなど観客は2時間にわたって闘牛の大迫力を満喫した。
具志川花形大闘牛大会
8番戦の大迫力場面。
芽天龍(左)の強烈な押し込みで柵の高さまで高々と担ぎ上げられた荒蜂。

結びの一番は常勝会荒波が6分余で大勝神龍を下した。
前場所の黒星を帳消しにする快勝だった。
序盤は神龍の「正面突き」が冴え、荒波の出足を止めた。
対戦開始3分まで神龍が突きから押しの連続技で優勢に立ち、
荒波が攻めあぐむ展開だったが、4分過ぎから次第に神龍の動きがトーンダウン。
対戦開始6分、神龍の疲れを見て取った荒波が
ここを勝機とばかり猛然と押し込むと神龍はもろくも敗走した。
具志川花形大闘牛大会
荒波(右)に腹取りを決められ、敗走する大勝神龍。

荒波は通算11勝目(3敗)。
戦いの内容がよかっただけにこれから先再び上位戦線に割り込んできそうだ。

4番戦の貴力、3番戦の兼本白龍はベテランの持ち味を発揮、対戦相手をほんろうした。
なかなか手ごわい相手だったが、持久戦の末に両牛とも完勝を収め、ファンを唸らせた。
具志川花形大闘牛大会
<2番戦>兼本白龍(右)を攻め」あぐむ常勝会力丸。
具志川花形大闘牛大会
<4番戦>スタミナ切れで戦列を飛ぶそれいけピットブル。右が貴力
次回は6月20日午後1時からうるま市石川多目的ドームで父の日大闘牛大会。

具市川花形大闘牛大会

優  勝: 常勝会荒波
殊勲賞: 兼本白龍
敢闘賞: 貴 力
技能賞: 大屋小次郎
対戦結果 左側が勝牛

牛 名  対戦時間 牛 名
常勝会荒波  6分18秒  大勝神龍
豪剣花形  不戦   金城尾白
兼本白龍  13分00秒 常勝会力丸
貴 力  9分49秒   それいけPIT BULL
荒天花形  2分56秒   ギネス信号
上地花形  2分00秒   新成号
闘龍山  4分04秒   松田一号
芽天龍  3分08秒   荒 蜂
大屋小次郎 12分43秒 舟田花形
常勝会戦国潮丸 6分09秒 栄角白

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