【公式】闘牛 in Okinawa Blog

沖縄の闘牛の様子、結果を速報。「闘牛」とは、 沖縄の闘牛はスペインの闘牛のように人と牛が戦うものではなく、牡牛が持つ性質(戦いで順位を決める)を用いて、闘牛場で牛同士を人為的にに戦わせるものです。対戦中、牛の側には闘牛士(勢子)が付き、戦いを鼓舞します。闘牛士は対戦中の牛に、それぞれ一人づつ付きますが、対戦場にいる別の闘牛士(複数)が交代で行います。

本部闘牛大会

本部闘牛大会(主催・本部闘牛組合)が28日午後1時から本部町の多目的広場闘牛場で行われた。北部では、元旦以来今年2度目の闘牛となり、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約500人がつめかけた。好天気の下9組(1組は不戦勝)の対戦が次々に繰り広げられ、熱戦続出となった。迫力満点の押し合いに観客の目は釘付けとなり、勝負が付く場面では大歓声やどよめきが再三。観客は3時間20分にわたって闘牛のだいご味を満喫した。

1000kg級の大型対決となった結びの一番は竜士大力が8分余の激戦の末、闘龍荒鷲を下した。徳之島からの移籍牛同士の一番は序盤から激しい腹取りの応酬。固唾をのむ展開となったが、7分過ぎて荒鷲が先に疲れ、それまでの鋭い動きがみるみるトーンダウン。ここを境に大力が力強く前に前進すると、荒鷲たまらず柵に後退した。大力、この機を逃さず一気の押し込みからの腹取りを荒鷲に決め、完勝した。
本部闘牛大会
闘龍荒鷲(左)を押し込み、腹取りを決める竜士大力。

大力は1月に徳之島から移籍後これが初勝利。移籍の船旅疲れも何のその、体調の上積みが見込める次回は一段と注目を集めそうだ。シー2番は28分余の大熱戦に。最後に闘志を振り絞った豪剣花形(元大嵩写真光号)が新星号を振り切り、通算11勝目を挙げた。

次回は5月2日午後1時からうるま市石川多目的ドームで与勝闘牛大会。
闘牛ファン待望の第93回春の全島闘牛大会の組み合わせ会は4月9日午後7時からうるま市の舞天館で行われる。


本部闘牛大会

優  勝: 竜士大力
殊勲賞: 爆新パンダ
敢闘賞: 豪剣花形
技能賞: それいけ PIT BULL

対戦結果 左側が勝牛

牛 名 対戦時間 牛 名
竜士大力 8分56秒 闘龍荒鷲
豪剣花形 28分36秒 新    星    号
かめくら2号 不戦 いなかっぺ大将
爆新パンダ 21分53秒 さくらガスヒーゲー
二代目雷神王 1分09秒 本部一撃
琉昇天力トラトラ 5分35秒 殿
与那嶺花形篤希号 0分44秒 観光花形
トラムクーパンダ 10分13秒 優琉神ゆうな號
琉昇天力チビ太 5分54秒 カルストパンダ
それいけ PIT BULL 20分10秒 将天山

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